定期預金以外の部分で使える銀行に変貌したPayPay銀行

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PayPay銀行・・・おい!ここ、意外とかなり使えるじゃないか!!!


PayPay銀行の定期預金は、金利が低すぎるが・・・

PayPay銀行は、Zホールディングスや三井住友銀行のグループ会社となる金融機関です。ネット銀行の強みを生かして魅力的な金利を提示していると思いきや、その真逆の水準となっています。 下記、PayPay銀行の2024年の最新の金利をご覧ください。

PayPay銀行の定期預金

預入金額 半年 1年 3年 5年 10年
100万円未満 0.02% 0.02% 0.02% 0.2% 0.3%
100万円以上 0.02% 0.02% 0.02% 0.2% 0.3%


2024年3月現在において、PayPay銀行では定期預金のキャンペーンを開催しておらず、ネット定期預金のみが預け入れの対象となります。ただし、2024年3月に日銀がマイナス金利政策を解除したことを受けて、早々に金利を変更している点は評価できます。

PayPay銀行のネット定期は、使えない金利水準でがっかり
普通預金金利が最大で0.3%の金利になって住宅ローンも事実上タダ??
PayPay銀行の手数料は非常に良好
その他のネット銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

PayPay銀行の公式サイト



PayPay銀行のネット定期は、使えない金利水準でがっかり

上記で記した通り、2024年3月現在、PayPay銀行では定期預金のキャンペーンを開催しておらず、ネット定期預金のみが預け入れの対象となります。そのネット定期で、3年物で預け入れをした際に、ペイペイ銀行と高金利の他行を比較した数値が、以下になります。

ここでは、他行は東京スター銀行で比較します。3年物で0.45%の金利でキャンペーンを実施しています。表中、カッコ内の数字は税引き後の利息となります。


3年間預け入れた時にあなたが受け取る利息
金額 PayPay銀行 東京スター銀行
金利→ 0.02% 0.45%
100万円 600円(478円) 13500円(10757円)
300万円 1800円(1434円) 40500円(32272円)
500万円 3000円(2391円) 67500円(53787円)


500万円の預金であれば、3年後には、PayPay銀行に比べて6万円以上の利息を多く受取れる事になります。定期預金で利息を増やしたい場合は、金利の高い銀行口座を開設して利用するべきです。

ただし、PayPay銀行の利用は、定期預金でお金を増やすこととは少々別にあります。それについて、次の項以降で記しますので、目を通していただければと思います。

普通預金金利が最大で0.3%の金利になって住宅ローンも事実上タダ??

PayPay銀行の凄いところ1点目は、普通預金金利が0.3%になる点です。ここまで高金利になると、普通預金金利で日本ナンバーワンです。ただし、こうするには日常的に徹底的にPayPay銀行を使い倒すことが条件になります。その条件を、表に示します。

PayPay銀行の普通預金金利

金額 上乗せ金利 トータル金利
給与受取をPayPay銀行に指定 +0.1% 0.101%
PayPayカードの引落口座に指定 +0.1% 0.201%
外貨(米ドル)を300ドル以上保有 +0.1% 0.301%


まず、給与受取口座をPayPay銀行に指定することは、ほとんどの人が対応可能だと思います。また、2つ目の条件として、バーコード決済のPayPayの支払いに関して、その引き落とし口座をPayPay銀行に指定することも、特段問題は無いかと思います。ここまでで普通預金金利は0.201%にもなりますので、PayPay銀行を使う場合は、定期預金を使わなくても普通預金だけで十分です。

問題は3つ目の条件、外貨(米ドル)を300ドル以上保有という点。こちらは当サイト管理人的には全くお勧めしません。外貨預金はいかにも貯金のように見えますが、円安円高双方への振れ幅は非常に大きく、知識がない人が気軽に手を出すものではありません。ギャンブルです。

表面的な上乗せ金利たった0.1%が欲しいために、米ドルで300ドル=日本円で45000円を拠出するのはアホらしい気がします。それに、いくら金利を高めに誘導できたとしても、普通預金金利を高金利に固定できる金額は、50万円までなのです。



住宅ローンの借り入れで普通預金金利の上限枠50万円が撤廃


普通預金金利を0.301%にまで高めて、その金利が適用される上限を50万円以上にするには、PayPay銀行で住宅ローンを借り入れたり、借り換えたりする必要があります。
普通預金金利の借入上限の撤廃


こうなると、2000万円でも3000万円でも、上限なしで常時金利は0.3%になりますから、まあここまで来るとメリットはありますね。で、そのローン金利は0.3%代と、非常に低いです。当サイト管理人なんぞ、三井住友銀行から1.05%(変動金利)で借り入れていますから、この数字を見たらPayPay銀行に借り換えしようかなと思ってしまいました。

PayPay銀行の住宅ローン金利


普通預金口座だと、なんだかんだで月に300万円くらいはぶち込んでおく事があると思います。こういったお金が、常に、金利0.3%以上で運用できるとなると、メリット大ですね。

というかですよ、もしも住宅ローンを2000万借りたとしても、普通預金口座に同じく2000万円入れておいたら、おい!住宅ローンが数字の上ではプラスマイナスゼロになるじゃんか!

PayPay銀行の振り込み手数料は非常に良好

PayPay銀行の凄いところ2点目は、各種の手数料が非常に安い事です。振込手数料とATMの入出金手数料の無料回数という点で、ネット銀行ナンバーワンクラスではないでしょうか。



振込手数料が安くて助かる


定期預金目的の銀行選びでは、他行あての振り込み手数料水準も重要なポイントです。PayPay銀行で他行に資金を振り込む際には、月に5回まで無料というサービスは水準が高いです。6回目以降は有料ですが、それでも税込みで145円ですから、メリットが大きいと言えましょう。

なお、この料金は、インターネットを使って自宅などから振り込む時の手数料になります。ATMを使うと、各金融機関ごとの所定の手数料が取られますので、PayPay銀行を使うときは、必ずインターネット経由にしてください。

PayPay銀行の振り込み手数料



ATMの入出金手数料は事実上、無料


PayPay銀行の入出金手数料は、提携ATMの利用料金が、事実上、無料といって良いですゆうちょ銀行のみ、3万円以上の入出金で330円も取られますが、それ以外は全国の大きなコンビニチェーンは全て無料となりますし、都市銀行の三井住友銀行が無料となるのもメリット大です。

PayPay銀行の入出金手数料


当サイト管理人は、この手数料体系を見て、PayPay銀行の口座を開こうかなと思いなおしました。以前に比べて、PayPay銀行は非常に良くなっています。

その他のネット銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

その他のネット銀行の定期預金は以下の通りです。銀行名をクリックで、各行の詳細情報のページに飛びます。あわせて、定期預金金利一覧ページより高金利の銀行をお選びください

銀行名 半年 1年 3年 5年
住信SBIネット銀行 0.02% 0.02% 0.02% 0.4%
特にキャンペーンではないのに5年物で0.4%を提示です。
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東京スター銀行
0.25% 0.45% 0.45% 0.45%
普通預金金利が0.25%で、半年物金利はそれで記載。
口座開設でなんと現金1500円がもらえます!!
ソニー銀行 0.02% 0.02% 0.05% 0.1%
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SBJ銀行
0.35% 0.4% 0.45% 0.55%
0.35% 0.4% 0.15% 0.55%
上段は100万円以下、下段はそれ以上の金額です。
1年物はスポーツ選手応援定期預金の金利です。
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SBI新生銀行
1.0%
(1週間)
0.4% 0.4% 0.55%
3ヶ月と1年はスタートアップ円定期預金の金利です。
3年と5年はパワーダイレクト円定期預金の金利です。
口座開設でなんと現金3000円がもらえます!!
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あおぞら銀行BANK
0.2% 0.21% 0.3% 0.4%
GMOあおぞらネット銀行 0.11% 0.11% 0.11% 0.11%
すべて普通預金(証券コネクト口座)の金利です。
楽天銀行 0.1% 0.1% 0.1% 0.1%
楽天マネーブリッジ(普通預金)の金利です。
イオン銀行 0.01% 0.01% 0.025% 0.075%
セブン銀行 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
auじぶん銀行 0.03% 0.05% 0.03% 0.03%
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UI銀行
0.12% 0.35% 0.3% 0.2%
PayPay銀行 0.02% 0.02% 0.02% 0.2%
大和ネクスト銀行 0.05% 0.05% 0.05% 0.05%
ローソン銀行 0.03% 0.03% 0.03% 0.03%
オリックス銀行 0.1% 0.3% 0.35% 0.40%
100万円からの預け入れになります。通常のeダイレクト定期預金には7年物もあり、この場合の適用金利は0.45%もなります。キャンペーンバナーマークを付けていないのは、これが通常金利だからです。驚きですね!!(金利の基準日:2024年3月1日)