常陽銀行のサービス、アクセスジェイの利用価値を評価してみる

アクセスジェイの定期預金金利は、なんと常陽銀行の店頭提示の金利と全く同一です（下記）。どうでしょうか？この数字は？　こんなもんに定期預金など預けていては、資産形成など絶対にできません。

こんな低いレベルの金利であれば、利用価値はありません。いまどき常陽銀行よりも10倍以上金利が高い定期預金はたくさんあります。それらを利用したほうが、はるかに家計にとってお得です。

次に、振込手数料の確認です。アクセスジェイの振込手数料は、次のようになっています。




こう見ると、常陽銀行間の振込手数料が無料になるのがお得のような書き方ですが、逆に、窓口ではこんなにも高額な手数料なのかと驚いてしまいます。今や同じ銀行同士での手数料は無料なのが当たり前の世の中です。

他行あてで、324円～540円もの手数料がかかるなんて、ホント、あり得ないですよ。

今や振込手数料も無料の時代に移行しつつあります。どうしても常陽銀行を使わざるを得ない時にも、定期預金金利を極限まで生かすコストゼロの裏技を駆使すると良いでしょう。

なお、上記のような高額な振込手数料を支払っていたら、雀の涙ほどの定期預金金利など、一瞬で吹き飛びます。

300万円をアクセスジェイの1年物定期預金（金利は0.01％）に預け入れた時の利息は、税を取られた後は239円です。これに対してたった1回振込だけで、540円がすっ飛びますから、金利もクソもあったもんではありません。

インターネットバンキングであれば、投資信託や外貨預金などの投資性の金融商品を購入することができます。当然アクセスジェイでもそれは可能ですが、中身を見てみると、やはり私たちにとって、メリットなど皆無と言ってもよいと思います。

アクセスジェイで投資信託を買うケース

常陽銀行のアクセスジェイで投資信託を購入するメリットは、全くありません。下記のように、公式サイトでは手数料が割引になるような書き方をしていますが、今や投資信託もネットで、手数料無料で買う時代です。




「ネット証券口座を開くのは嫌だ、どうしても銀行が良い」と言う方は、PayPay銀行で投資信託を買いましょう。品揃えだけでなく、手数料無料のファンドの取り扱いなど、群を抜いています。

アクセスジェイで外貨預金をするケース

外貨預金も同様です。

外貨預金と言うとつい、国内の預金と同じく、安全に取引できるイメージが非常に強いと思いますけど、ご存じなかったら申し上げますが、外貨預 金って、元本保証でもないし、預金保険機構の対象外ですから、銀行が倒産したら全額お金がパーになりますからね、注意してください。

で、アクセスジェイの外貨預金の手数料ですが、下記のようにやはり高額です。




店頭提示の外貨預金金利よりも50％～75％も安いと歌っているのですが、これなんかも住信SBIネット銀行を使えば、ドル円の為替手数料はたった0.2円です。常陽銀行アクセスジェイよりもさらに、60％も安いんですよ。

ソニー銀行や楽天銀行を使っても0.25円ですから、アクセスジェイの半額です。上記のような手数料の書き方に、惑わされてはいけません。

茨城県の、その他の銀行の定期預金は以下の通りです。銀行名をクリックで、各行の詳細情報のページに飛びます。ただし、茨城県の銀行はかなり魅力が低いので、定期預金金利一覧ページより高金利の銀行をお選びください。