三井住友信託銀行のキャンペーンや定期預金を俯瞰的に眺めてみよう

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三井住友信託銀行の定期預金やキャンペーンが使えるかどうか、評価してみる


三井住友信託銀行は、メリットのある銀行なのか?

信託業界トップの規模を誇る、三井住友信託銀行。三井住友トラスト・グループの中核的な存在の信託銀行なのですが、世の中の銀行に比べてお得な定期預金が提供できているのでしょうか? しっかりチェックして、使えるサービスやキャンペーンなのかどうか、見てみましょう。

参考信託銀行と銀行の違い

三井住友信託銀行


以前、信託銀行の窓口に出向いた事がありますが、一般の銀行と大きく違うと感じた点は、窓口一つ一つがパーテションで区切られた半個室になっていた点です。

資産運用の話が飛び交っているのも、一般の銀行と違うと思いました。「円定期だけお願いします」と毅然とした態度を取れるならば、それ以上は資産運用の話などはされませんので、資産をお持ちの人は検討しても良いかもしれません。

なお、本ページでチェックする項目については、以下の通りとなります。ご興味のある部分をクリックして頂いて、そこからご覧になっても構いません。

三井住友信託銀行の、最新の店頭金利を見てみよう
プラチナステージよりも、よっぽど魅力的な定期預金が存在する
冬の円貨定期預金金利優遇キャンペーン、最高金利は年0.6%
退職金特別プランの瞬間風速的な高金利に、騙されてはならない
その他の東京都の銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる


三井住友信託銀行の公式HP



三井住友信託銀行の、最新の店頭金利を見てみよう

三井住友信託銀行の提供する定期預金の金利水準は、ご覧になる通り超絶に低いです。複利型の定期預金が選べるのですが、そんな小手先の改善では、受け取れる利息は全く増えません。

預入金額 半年 1年 3年 5年
300万円未満 0.002% 0.002% 0.025% 0.075%
300万円以上 0.002% 0.002% 0.025% 0.075%


長期金利が上昇をし始めて、定期預金の金利が上がり始めた銀行もあり、三井住友信託銀行の金利は、多少はそれに連動しています。しかし、やはりこれでは数字が低くて預ける意味がありません。タンス預金よりは、盗まれる心配がない分、安心だと言ったところでしょうか。

プラチナステージよりも、よっぽど魅力的な定期預金が存在する

三井住友信託銀行は、定期預金、投資信託などの金融商品や住宅ローンの借入金額によって、「お客様ステージ」が確定される仕組みを取り入れています。

三井住友信託銀行の取引ステージ


例えば、取引残高として3000万円以上あるとプラチナステージとして認定され、定期預金に割り増し金利が適用されます。

三井住友信託銀行の取引残高別のステージについて


参考に、プラチナステージの人が定期預金した場合の金利水準は、下記のようになります。赤い数字の部分が、プラチナステージの優遇金利です。が、正直、物足りない水準です。例えば当サイトで紹介している高金利な銀行を上手に活用すると、驚くほどの利息の差が生まれます。

預入金額 半年 1年 3年 5年
300万円未満 0.002% 0.002% 0.045% 0.095%
300万円以上 0.002% 0.002% 0.045% 0.095%


SBJ銀行オリックス銀行SBI新生銀行など、常時、金利が高めの銀行を利用すると、あなたの資金が増える速度が速まります。賢く、定期預金とお付き合いしましょう。

冬の円貨定期預金金利優遇キャンペーン、最高金利は年0.6%

三井住友信託銀行の冬の円貨定期預金キャンペーンは、条件をクリアすると、年0.2%~0.6%の金利で運用出来ます。預け入れは2年物と5年物です。5年物が年0.4%~0.6%の、まさしく高金利ですので魅力を感じます。信託銀行は一般の人には馴染みがないかもしれませんが、お得なキャンペーンだけの運用も可能です。

冬の円貨定期預金キャンペーン

属性 2年 5年
既に取引のある人 0.2% 0.4%
初めて取引する人 0.35% 0.55%
2名以上で取引する人 0.4% 0.6%


ちなみに、上記の「2名以上で取引する人」とは、既に口座を保有している人が、友人などに三井住友信託銀行を紹介して、2人で同時に定期預金を申し込んだ時などを想定しています。

要は、富裕層が富裕層を連れてくる、といったシチュエーションです。そういう性格の信託銀行らしく、預け入れ金額は300万円以上です。金利0.6%は、なかなかハードルが高いです。

なお、今回の金利適用の条件として、スマホアプリ「スマートライフデザイナー」のダウンロードが必要になります。募集期間は2024年2月2日までとなります。以下、受け取れる利息をチェックしてみます。カッコ内は税引後の数字となります。



2年物で受け取れる利息を計算・・・こちらは他行のほうが良いか


預け入れ2年の金利に関しては、年利0.35%以上ならば、活用する価値がある高金利ですかね。300万円以上なんて用意できないという人は、1年物で0.3%ほど、3年物で0.4%の金利を提示して小額から適用になる、SBI新生銀行商工中金を利用すると良いでしょう。

金利→ 0.2% 0.35% 0.4%
300万円 12000円
(9562円)
20999円
(16733円) 
24000円
(19124円)
500万円 20000円
(15936円)
 35000円
(27889円)
40000円
(31873円)
1000万円 40000円
(31873円)
 70000円
(55779円)
80000円
(63747円)





5年物で受け取れる利息を計算


5年物の金利は年0.4%~0.6%なので、こちらは特に、0.6%は国内トップクラスの高金利です。ただ、やはり家族やお友達などと2人で申し込むってのがハードル高すぎます。

一般人なら、変な条件も皆無で、インターネットで30万円から預け入れができて、しかも口座開設をすると現金3000円がプレゼントされるSBI新生銀行の5年物0.55%が魅力です。気になる人はSBI新生銀行のページを参考にしてください。

金利→ 0.4% 0.55% 0.6%
300万円 60000円
(47811円)
82500円
(65740円)
90000円
(71716円)
500万円 100000円
(79685円)
137500円
(109566円)
150000円
(119527円)
1000万円 200000円
(159370円)
275000円
(219133円)
300000円
(239054円)


今回、仮に1000万円の預け入れが出来れば、年利0.4%で20万円(税引前)、0.55%で27万5000円、0.6%なら30万円と、大量の利息が受け取れます。

信託銀行というところは、初めは高金利の定期預金で口座開設をしてもらい、その後「資産運用」を勧められるパターンになりかちです。窓口で勧める商品は手数料がボッタクリの場合がほとんどですから、注意が必要です。ま、富裕層の方々は多少、ボッタクられるくらいが丁度良いでしょう。

退職金特別プランの瞬間風速的な高金利に、騙されてはならない

三井住友信託銀行では、以前から引き続いて、退職金特別プランが存在します。退職から2年以内の人が活用でき、3ケ月物が年0.9%、3年物年0.3%で運用できます。 金利的には、狙うとしたら3ケ月物年0.9%のみでしょう。短期ではありますが、0.9%は高金利です。

ただし、投資運用コースなど、今まで一度も投資を経験したことのない人はカモられるだけです。今や、銀行でも平気でリスク商品を紹介してくる時代です。定期預金と投資信託のセット販売は合法的詐欺で詳細を解説していますが、一見すると高金利の定期預金が利用できるように見えるキャンペーンには、注意が必要です。

三井住友信託銀行の退職金特別プラン


それと、申込金額としては、退職者が1契約500万円以上総額5000万円以内、退職予定者が1契約100万円以上1000万円以内と、なかなか金額面でのハードルも高いです。今回の募集期間は2024年9月30日までとなっています。退職予定者でも同じような高金利の定期預金を利用できるのは、退職する前から囲い込もうという戦略でしょう。

数百、あるいは数千万円を預け入れるような人は、満期後にほぼ確実に、窓口で手数料の高い金融商品を勧められる可能性がありますす。

今まで、資産運用を真剣にやってこなかった人は、窓口の人の話は魅力的に感じるかもしれませんが、ほとんどの商品は手数料が高くてオススメできない金融商品です。

手数料で大喜びするのは銀行だけと言う事になっています。窓口の人の話を鵜呑みにしてはいけません。資産運用の話などされた場合、どのような結果になるのか、以下が参考になります。

参考遺産で受け継いだ2000万円を定期預金に預ける先の検討(三井住友信託銀行にて)


まあ、このような、銀行にカモにされるリスクを考えると、たった3か月で0.8%と言われても、年間にならすとたかだか0.225%の金利にしかすぎませんし、だったら、SBI新生銀行などの、年率換算0.3%の金利で、退職金などの特別な資金の縛りのない自由な銀行を使うほうがマシです。

最近のようなインフレの時代では、市中金利に合わせて預金金利が自動的に上昇するタイプも存在する仕組み預金を活用すれば、更に高金利で預け入れられます。三井住友信託銀行など使う理由がありません。

その他の東京都の銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

東京都の、その他の銀行の定期預金は以下の通りです。銀行名をクリックで、各行の詳細情報のページに飛びます。一般の銀行とネット銀行を掲載しています。


●一般の銀行(ネット専業銀行はその下に記載)
金融機関 半年 1年 3年 5年
三菱UFJ銀行 0.002% 0.002% 0.002% 0.07%
みずほ銀行 0.002% 0.002% 0.002% 0.075%
三井住友銀行 0.002% 0.002% 0.002% 0.07%
りそな銀行 0.002% 0.002% 0.002% 0.07%
きらぼし銀行 0.002% 0.002% 0.002% 0.07%
東日本銀行 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
東日本銀行お江戸日本橋支店 0.01% 0.01% 0.01% 0.07%
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東京スター銀行
0.25% 0.45% 0.45% 0.45%
普通預金金利が0.25%で、半年物金利はそれで記載。
口座開設でなんと現金1500円がもらえます!!
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SBJ銀行
0.35% 0.4% 0.45% 0.55%
0.35% 0.4% 0.15% 0.55%
上段は100万円以下、下段はそれ以上の金額です。
1年物はスポーツ選手応援定期預金の金利です。
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SBI新生銀行
1.0%
(1週間)
0.4% 0.4% 0.55%
3ヶ月と1年はスタートアップ円定期預金の金利です。
3年と5年はパワーダイレクト円定期預金の金利です。
口座開設でなんと現金3000円がもらえます!!
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あおぞら銀行BANK
0.2% 0.21% 0.3% 0.4%
三菱UFJ信託銀行 0.002% 0.002% 0.025% 0.075%
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三井住友信託銀行
0.002% 0.002% 0.35% 0.55%
0.35%は2年物、300万円以上が条件です。
みずほ信託銀行 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
野村信託銀行 0.06% 0.07% 0.1% -
SMBC信託銀行 0.002% 0.002% 0.002% -
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KEBハナ銀行
(上段は300万まで、中段は
300万以上、下段は1000万円以上)
0.03%
0.04%
0.05%
0.07%
0.12%
0.15%
- -
芝信用金庫 0.002% 0.022% 0.002% 0.07%
東京シティ信用金庫 0.002% 0.1% 0.002% 0.002%
西武信用金庫
(上段は300万未満、
下段は300万円以上)
0.008% 0.02% 0.028% 0.007%
0.009%
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小松川信用金庫
0.002% 0.202% 0.203% 0.255%
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朝日信用金庫
(上段は300万未満、
下段は300万円以上)
0.035%
0.05%
0.25% 0.002% 0.2%
城南信用金庫 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
さわやか信用金庫 0.002% 0.052% 0.032% 0.002%
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ハナ信用組合
- 0.3% 0.5% -
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あすか信用組合
0.1% 0.35% 0.7% 0.15%
東京消防信用組合 0.002% 0.004% 0.008% 0.01%

ネット専業銀行
銀行名 半年 1年 3年 5年
住信SBIネット銀行 0.02% 0.02% 0.02% 0.4%
特にキャンペーンではないのに5年物で0.4%を提示です。
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東京スター銀行
0.25% 0.45% 0.45% 0.45%
普通預金金利が0.25%で、半年物金利はそれで記載。
口座開設でなんと現金1500円がもらえます!!
ソニー銀行 0.02% 0.02% 0.05% 0.1%
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SBJ銀行
0.35% 0.4% 0.45% 0.55%
0.35% 0.4% 0.15% 0.55%
上段は100万円以下、下段はそれ以上の金額です。
1年物はスポーツ選手応援定期預金の金利です。
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SBI新生銀行
1.0%
(1週間)
0.4% 0.4% 0.55%
3ヶ月と1年はスタートアップ円定期預金の金利です。
3年と5年はパワーダイレクト円定期預金の金利です。
口座開設でなんと現金3000円がもらえます!!
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あおぞら銀行BANK
0.2% 0.21% 0.3% 0.4%
GMOあおぞらネット銀行 0.11% 0.11% 0.11% 0.11%
すべて普通預金(証券コネクト口座)の金利です。
楽天銀行 0.1% 0.1% 0.1% 0.1%
楽天マネーブリッジ(普通預金)の金利です。
イオン銀行 0.01% 0.01% 0.025% 0.075%
セブン銀行 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
auじぶん銀行 0.03% 0.05% 0.03% 0.03%
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UI銀行
0.12% 0.35% 0.3% 0.2%
PayPay銀行 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
大和ネクスト銀行 0.05% 0.05% 0.05% 0.05%
ローソン銀行 0.03% 0.03% 0.03% 0.03%
オリックス銀行 0.1% 0.3% 0.35% 0.40%
100万円からの預け入れになります。通常のeダイレクト定期預金には7年物もあり、この場合の適用金利は0.45%もなります。キャンペーンバナーマークを付けていないのは、これが通常金利だからです。驚きですね!!(金利の基準日:2024年3月1日)