大阪協栄信用組合のスーパー定期預金の金利0.5%には驚くぞ

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大阪協栄信用組合のすさまじい金利の定期預金は、これだ!


1年で0.5%の高金利、10年物は0.7%にも達する

前回、チェックした時は最大で年0.6%と、驚異的な高金利を提示していた大阪協栄信用組合の金利が、どのようになったか心配になり、調べてみました。

そうしたところ、やはりマイナス金利の影響で0.05%~0.1%程度、金利が低下してはいますが、それでも0.5%の金利とは、全国的に見れば驚きの水準です

大阪協栄信用組合の定期預金金利


●これが大阪協栄信用組合の通常の定期預金金利だ
預入金額 半年 1年 3年 5年 10年
スーパー定期
(300万円未満)
0.02% 0.05% 0.1% 0.1% -
スーパー定期300
(300万円以上)
0.1% 0.3% 0.3% 0.3% -
スーパー定期1000
(1000万円以上)
0.2% 0.5% 0.55% 0.6% 0.7%


ただし、前回見た時と異なり、スーパー定期の300万円未満の預け入れについては、店頭金利が適用になって、上乗せ金利は無くなってしまいましたね。(上記の表の赤字部分が、上乗せ後の金利)

それでも、例えばメガバンクのみずほ銀行の「スーパー定期預金300」1年ものの定期預金は0.01%、大口定期預金の預け入れでも同じく0.01%ですから、大阪協栄信用組合はみずほ銀行の30倍から70倍の金利になります。 大いにメリットがあります。



大阪協栄信用組合で預金したら、どれだけの利息がもらえるのか?


さて、ここまで金利が高いと、1年でいったいどれほどの利息を貰えるのか、異様に興味が湧いてきます・笑。という事で、しっかりと計算してみましたので、下記をご覧下さい。参考までに、ヘボイ金利しかつかない、同じ大阪の近畿大阪銀行のスーパー定期で貰える利息も、書いておきました。


(上段は税込みの受け取り利息、下段のカッコ内は税抜きの受取金額です)
預入金額 1年の受け取り利息 参考:近畿大阪銀行だとどの位?
100万円 500円
(398円)
250円
(199円)
300万円 9000円
(7171円)
750円
(597円)
1000万円 50000円
(39842円)
2500円
(1992円)


いや~~、この金額さを見てしまうと、アホらしくて普通に銀行に預けたくなくなりますよね。いかに金利の差が大きな威力が付くのか、どうか感じ取っていただければと思います

メガバンクは知名度もあり、信頼も厚いのは確かです。一方、地方の信用組合は、知名度は低いのも確かですが、私たちの大事なお金を増やす意味を考えた場合、その凄さは図りしれないのです。


大阪協栄信用組合の公式HP


メール定期預金も、非常に便利だ!

もう一つお伝えしたい定期預金が、大阪協栄信用組合にはあります。それが「メール定期預金」です。こちらは来店不要で、「契約から満期払出し」まで、郵送で処理してくれます


「メール定期預金300」の 概要


利用できる人:大阪府・兵庫県に居住、勤務している人(組合員)
預入金額:300万円以上1,000万円未満
預入期間:1年もしくは3年
預入単位:300万円以上(100万円単位)
金利0.3%
利息の計算方法:1年ものは単利、3年ものは半年複利
満期時の取扱い:元利自動継続



「メール定期預金1000」の 概要


利用できる人:大阪府・兵庫県に居住、勤務している方(組合員)
預入金額:1、000万円のみ
預入期間:1年もしくは3年
預入単位:1,000万円
金利1年0.5%、3年0.55%
利息の計算方法:1年ものは単利、3年ものは半年複利
満期時の取扱い:元利自動継続か元本自動継続を選択


注目は0.3%~0.55%の高金利の利率と、来店不要で対応してくれるところです。対象地域が大阪府・兵庫県と限定され、全国対応していないのが非常に残念です。


そもそも、大阪協栄信用組合ってこんなところ

まず、誰でもこの定期預金に預け入れられるかどうか?


大阪協栄信用組合の口座を作れる地域組合員の相互扶助を目的として、組合員の経済的地位の向上を図るのが設立の目的です。

組織的には、組合員の出資による、協同組織の非営利法人です。共済みたいなイメージですね、組合員になるという事は。

という事で、大阪協栄信用組合の0.6%のスーパー定期預金に預けるにはまず、組合員になる必要があります。

組合員には、大阪協栄信用組合の営業地域内に居住、又は勤務している個人か、営業地域内で事業を行う小規模の事業者が組合員になれます

営業エリアは大阪府・兵庫県になり、全国対応はしていません。


大阪協栄信用組合の概要&興味深いアンケート結果


設立は昭和26年12月17日です。大阪協栄信用組合の基本的な数字などは、以下をご参照ください。

出資金:111億円
預金残高:5,048億円
貸出金残高:2,996億円
組合員数 :47,009人
職員数:204人
本店:本店中央区日本橋2丁目9番18号
店舗:大阪府 8店 兵庫 4店


大阪協栄信用金庫では「利用者満足度アンケート」を実施しており、4月6日に発表された内容を見てみると、預金金利についての満足度は、85%の顧客が非常に満足か満足と答えています。大阪協栄信用金庫に「望むことはなんですか」の質問に対して、

1位高水準の預金金利の維持 66%
2位:今のままで良い 18.7%
3位:ATMの設置 7.4%
4位:インターネットバンキング 3.3%
5位:営業時間の延長 1.7%
6位:投資信託・保険などの金融商品 1.1%
7位:相談業務の充実 0.5%   :
その他 1.4%
(平成27年12月~28年1月に窓口に来店した顧客820名、融資を受けている顧客176名 合計996名)


超低金利の現在、「投資」が注目されていますが、一般市民にとってリスクを取って投資をスタートすることに、躊躇する人も多くいます。ならば元本保証の定期預金の金利には、敏感になる必要があります

(アンケート結果から、投資信託や保険に対しての満足度が恐ろしく低いのは、現実を知るものとして、個人的に非常に納得します。)

高利を提示している大阪協栄信用金庫は、神戸支店にATMがあるだけで他には無く、徹底した経営の効率化を図っています。ATMがないことは不便でしようが、アンケートからも、顧客が望んでいる1位の「高水準の預金金利の維持」を守り抜くために、経営効率化を今後も徹底していくのでしょう。

銀行の活用方法として、貯蓄は高金利を提示しているところを選び、日常の入出金に関しては各種手数料が無料で、利便性に優れている金融機関を選ぶなど、複数の金融機関を上手く使い分けると良いでしょう。

大阪協栄信用組合を利用する上での、そのほかの注意点

非常に素晴らしい高金利なのですが、残念なことに、満期が到来したら、かなりのコストをかけて、資金を回収する必要があります。この信用組合は、定期預金金利を100%我が物にする合法的裏技も対応していませんので、素直に振込手数料を支払うしかなさそうです。

手数料と利息の関係から考えると、少なくとも100万円以上は預け入れる人でないと、せっかくの高い金利のメリットも帳消しになってしまいます。

大阪協栄信用組合の振込手数料

大阪協栄信用組合の定期預金を使う「資格」のある人は、実はこういう人です

昭和26年12月に、理美容業者組合員の金融面の相互扶助を目的に協栄信用組合を設立し、平成22年10月に富士信用組合と合併した以降は合併もなく、設立から63年経営を持続しており、大阪協栄信用組合の凄さを感じますね。

実は信用組合というのは、小規模・零細企業向けの融資を、非常に細かくやる金融機関です。従って今回の高金利も、融資先の企業の社長さんとかそのご家族とか、そう言う人を本来は対象にしているんです。

例えば驚くことに、大阪協栄信用組合は神戸営業所を除き、ATMの設置がありません。ATMが無いということで、お金の出し入れが不便ではないかと疑問に思うかもしれませんが、私の経験上、信用組合の営業マンは、会社や個人を頻繁に訪問してくれますから、けっこう不自由しません。

この時に通帳の記帳や入金、支払い(振り込み)を依頼したりするのです。中には現金の引き出しを依頼する人もいるとの事で、これは信頼がなくては出来ません。

営業マンも入出金や通帳記帳だけ依頼されていたのでは、何の得もありませんが、預金者から見れば非常に便利です。職場によっては2日~3日に1回、訪問してくれることで顔馴染みにもなり、会話を交わすことで、小規模企業と金融機関の交流が深まるわけです。

この積み重ねにより、融資先企業の新たな資金需要なども掴むことができるため、金融機関にとっては飯のタネである、貸し出しにつなげることができます。

一方で、融資先企業をしっかりとつなぎとめておく意味でも、企業の余剰資金は高金利の定期預金に固定してしまって、とにかく逃げられ無いようにしているという側面が強いです。

そう考えると、当サイトのように、銀行に高金利ばかり要求して、銀行の利益につながるようなアクションを全く取らない預金者などは、銀行から見たら迷惑以外の何ものでもありません・笑。

大阪協栄信用組合


金融機関を活用する上で、金利も大事ですし利用するインフラも大事ですが、信頼を前提に、利益に直接繋がらない仕事を引き受けてくれる有難さの積み重ねが、大阪協栄信用組合の言っている「一人当たりの生産・収益性が高くなり、高い金利を付けることが可能」に繋がっているのだと考えます。

という事で、大阪協栄信用組合を本来的に使いこなす「資格」があるのは、大阪や兵庫の中小企業や個人事業主さんでしょうね。

最近の銀行は投資信託やらサラ金のようなローンを個人相手に売りつけるアコギな商売を志向していますが、大阪協栄信用組合のやっているような泥臭い仕事こそ、本来の金融機関の役目なのです。(いや、まあ大阪協栄信用組合もフリーローンなどを取り扱っていますが)

以上が大阪協栄信用組合の総合的な評価です。会社員の方とか、もっと「普通の銀行」として使いたいのならば、無理に大阪協栄信用組合を使うべきではありませんね。

高金利の定期預金が目当てならば、大阪府近隣の方なら、ミレ信用組合の0.52%キャンペーンや、大阪シティ信用金庫の夢プレミアム定期預金0.425%キャンペーンを利用するほうが便利だと思います。