メットライフ生命「サニーガーデンEX」に関する口コミ評価ページ

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メットライフ生命の「サニーガーデンEX」・・・賢明な消費者はこんなものは使わぬ


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頂いたご質問(2018年4月、MIさま、40代・女性)

初めてましてよろしくお願い致します。現在、銀行からメットライフ生命のサニーガーデンという商品を勧められています。どうでしょうか。



回答:全く見えてこない、メットライフ生命「サニーガーデンEX」のコストと不確実性

メットライフ生命「サニーガーデンEX」


当サイトへのご質問、ありがとうございます。最近は、資産運用が付随した保険で定期的にお金を受け取れる金融商品に関する相談がとても増えています。それだけ、お金の不安も同時に解消したい人が多いのだと思います。

今回、ご相談をお受けしたメットライフ生命の「サニーガーデンEX」も、終身保険に、定期的にお金を受け取れるコースなどを付随しています。

ただ、これは常に言っている事なのですが、当サイト管理人は、保険と資産運用は別々の金融商品で対応した方が良いと考えています。このあたりも含めて、サニーガーデンEXの詳細を調べてみようかと考えます

メットライフ生命「サニーガーデンEX」


ちなみに、サニーガーデンEXは対面販売のみの商品となります。生命保険会社や銀行などの代理店の営業マンは良いことしか言わないと思いますので、本ページでは、もっと「忌憚のない意見」を記したいと思います。



サニーガーデンEXの本質は、外貨建の終身保険


メットライフ生命のサニーガーデンEXの生命保険としての本質は、外貨建ての一時払終身保険となっています。保険期間が終身ですので、一生涯の保障をして欲しいと考える人向けの生命保険商品ですね。一時払で支払った資金をUSドル建て、豪ドル建ての外貨で資金を運用し、国内で運用するよりも高利回りで資産を増やそうというものです。よく見かけるタイプです。


メットライフ生命「サニーガーデンEX」


日本円で支払う保険料の払込最低金額は、300万円からです。この手の商品、なぜか1000万円くらいをポンと気前よく契約する人も多く、普段の生活費も苦しい思いをしているのだろうに、一体何を考えているのかと不思議で仕方ありません。

後述しますが、この手の高額の商品は、手数料など、知らないところで高額なコストを保険会社に支払っている場合がほとんどですから、本当にお得なのか考えてみる必要があると思います。



定期的にお金を受け取る仕組みに惑わされてはいけない


メットライフ生命のサニーガーデンEXでは、定期支払コース、目標設定付定期支払コース、積立金増加コースの 3つのコースから、契約者の目的にあわせて選ぶことができます。

メットライフ生命「サニーガーデンEX」の支払いコース


特に運用資金の一部を定期的に受け取れる仕組みは、とても人気なのではないでしょうか。年2回、年4回、年6回、年12回に分割して受け取れるのは、まるで毎月分配型投資信託のようだなと思います。

そのほとんどがぼったくりのような事をしており、そのような背景を熟知する管理人としては、メットライフ生命のサニーガーデンEXも「似たようなものでは?」との不安が頭をよぎります。

上記の3つのコースのうち、需要のありそうな、以下の「定期支払コース」に注目して、少し深堀りしていきます。このコースの特徴は3つありますので、順番に説明してみます。


定期支払いコース


ポイント1:契約時の積立利率で10年間の定期支払い額が決まる


契約時の一時払保険料を運用資金として、USドル又は豪ドルで運用されます。そして、契約時に設定された積立利率に沿って、10年間、定期的に支払われる額が決まります。

10年間、決まった額の「お小遣い」が確約されるということで、将来のお金の不安が強い人には、とても魅力に映りそうです。ちなみに積立利率は、最低で0.01%を保証されています。

受け取りは、外貨(USドル、または豪ドル)となります。円で受け取る際には為替変動の影響を受けますので、実際の受取金額は変動する事になります。


ポイント2:翌年から定期支払金を受け取れる


契約開始して1年後から、定期支払金を受取れます。年2回、年4回、年6回、年12回の4パターンから選べます。恐らくですが、年12回の毎月、支払い金を貰える設定で開始される人が多いのではないでしょうか。

だとすると、資産運用業界のぼったくり商品、毎月分配型投資信託を連想してしまう管理人です。金融庁が毎月分配型投資信託をやり玉に挙げた事から、銀行ではこの種の投資信託の販売がかなり減ったのですが、そのかわりこのような保険に客が流れている(客を流している)可能性はあります。


ポイント3:10年毎に積立利率が再設定され、一生涯、定期支払金が貰える


解約しない限りは、契約時の一時払保険料が外貨運用資金として、運用され続けます。基本的な運用資金量は変わらないので、一生涯、再設定された積立利率で定期支払金が貰える事になります。

一生涯、「お小遣い」を貰え続けるので、一見するととても魅力的です。予定利率で一生運用が続くと言われると、まるで元本保証された上に定期的な収益が貰えるイメージになりますから。

ただし、勘違いしないで欲しいのですが、サニーガーデンEXは元本保証の金融商品ではありません。次の項で、引き続き解説します。





解約する際には、ほぼ確実に返金額が減ってしまう仕組みになっている


サニーガーデンEXは、10年毎に運用が再設定されます。運用開始後、10年経たずに解約した場合は、生命保険によくあるパターンと同様で、一時支払金の一部が減額されます。

では、10年経過した後に解約すれば全額返金されるかと言うと、そうではありません。市場調整価格と呼ばれるものの影響で、解約返戻金額が払込時より減る可能性が高いです。とういか、後述する計算式を見ると、ほぼ返ってくるお金は減る仕組みになっています。


メットライフ生命「サニーガーデンEX」の解約返戻金


解約返戻金額は、以下のような式で計算されます。通常、契約満期まで解約しなければ、満額お金が返ってくるものが多いです。

サニーガーデンEXも、契約から10年経過後であれば、②の解約控除率は無視されます。しかし、①の市場価格調整率という仕組みの影響で、一時支払金が確実に減ると思われます。


解約返戻金の計算式


①の市場価格調整率の式は複雑すぎるので、今回は計算を断念します。というのも、残存月数の意味合いがパンフレットを見てもよく分からず、どのような計算になるのか分からないからです。

数字に強い人が見ても分からないという事は、普通の人は、絶対に理解できないと思います。この通りの、極めて分かりにくいものとなっています。

市場価格調整率とは


もちろん、日本円に換算した際には為替の影響も受けますので、最悪の場合、大幅な赤字でお金が払い戻しされます。これまでの定期支払金を含めても赤字になる可能性はあるわけで、とても不安になります。



そもそもサニーガーデンEXを保有時のコストが高すぎる


上記は解約時のコストでしたが、サニーガーデンEXを保有している間も、生命保険会社に「保険関係費用」という名目でコストを支払っています。保険関係費用とは、死亡保障、保険契約の終結・維持などにかかる費用の事です。

このコスト、実は毎年、最大で1.54%もかかります。これはかなりのコストで、もしも300万円相当の契約をした場合、毎年4万6000円もの費用を知らないうちに保険会社に支払う計算となります。

コストはとても重要です。なぜなら、保険関係費用を控除したものが積立利率になるからです。保険関係費用が安ければ、積立利率がもっと上がる訳です。このコストを極限まで抑えることができれば、我々の手元に残るお金は増えるので、とても馬鹿にできないのです。



魅力的な積立利率に見えるが、元本保証が保証されないので鵜呑みにできない


ところで、サニーガーデンEXの現時点の積立利率は、USドルで積立2.8%、豪ドルで積立2.4%と、パッと見たところ、とても魅力に感じます。

メットライフ生命「サニーガーデンEX」の積み立て利率


前述したように、契約満期後に、一時支払金が損失を出している可能性も十分にある訳で、上記の積立利率だけで判断するのは、とても危険なような気がします。

この部分は、外貨預金をイメージして頂くとかなり感覚が近いと思います。高い金利に目を奪われて、外貨で利息が貯まっていたとしても受取る時の為替の影響で元本の損失が大きくなり、利息を含めたトータルでは損をしていたり、ほとんどお金が増えていなかったという事例は山ほどあります。

これと、同じような事が起きそうな気がするのです。外貨建てで、かつ運用で評価損が生じる類のものは、営業マンなどでは全く先を見通せない金融商品ですので、何度問い合わせても明確な回答は出てきません。

当サイトでも何度も書いているように、保険というのは本来、何かのリスク(健康や死亡や物的損害)をヘッジするものです。決して、資産運用の商品ではありません。全く別の目的のものを抱き合わせると、簡単に消費者の目を騙すような商品を作り上げる事ができてしまいます。

そして、この商品を保有した場合に、一体どれほどのコストがトータルでかかっているのか、消費者が自力で計算できないようなブラックボックスの塊のようなものには、よほどの理由がない限り近寄ってはなりません。

元本保証を希望するならば定期預金か個人向け国債、リスクを負ってでも資産を増やしたいならば、今では節税まで約束されている確定拠出年金(iDeCo)が最適です

これらの商品は、極限までコストがかからないか、あるいはコストゼロです。本来、消費者にとって有意義な商品とはこのようなものなのですが、生命保険会社や金融機関からしたら全く儲からないので、いっさい紹介してきませんよね。

賢明な人は、こういった商品にこそ目を向けます。コストのとても高い保険商品で「運用」するのではなくて、インデックスファンドと呼ばれる超低コストの資産運用専用の金融商品と、シンプルな掛け捨ての生命保険の組み合わせがベストだと思います。

それにしても、自分の懐が痛まない(=元本保証のように見える)状態で、少しでもリターンを高めたいというのですから、強欲な消費者には呆れます。日本人はガイジンを強欲なハゲタカだと評しますが、日本人も相当なものです。そこに付け込むのが、外貨建て保険でもあるのです。