仕組み預金の金利ランキングをご紹介しています

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金利順で比較した、より有利な仕組み預金


2024年2月度で、一番有利な仕組み預金を比較してみた

元本保証なのに、通常の定期預金よりも高い金利が付与されるため、最近、人気が高まっているのが、仕組み預金です。基本的に、預入期間が長くなるほど金利が高くなります。

昨今のインフレ傾向に比例して、金利も数年前とは比較にならないくらいに高くなりました。ステップアップ形の仕組み預金はインフレに連動して金利が高くなりますので、インフレ時代の定期預金と言えます。元本保証の円タイプは怖くありません。もっと活用したいですね。

仕組み預金の「仕組み」については、ソニー銀行が分かりやすい動画を作ってくれていますので、まずは3分のこの動画をご覧になって、概要を把握していただければと思います。




このページでは、ステップアップタイプとフラットタイプの2種類の仕組み預金の金利をランキングで表示します。その後に、仕組み預金のメリットと注意点(ほとんど無い)を記述します。

なお、無リスクで預けられるのは円タイプの仕組み預金だけです。外貨を使った仕組み預金は甚大なる為替リスクがあり、大きく元本割れする恐れがありますので、決して近づいてはなりません。仕組み預金は円タイプ一択です!

仕組み預金の金利比較表

現在、仕組み預金を利用できる銀行は、ここに示したところくらいしかありません。それを金利の高い順にランキングしています。赤い文字が定期預金金利のナンバーワン、青い文字が2番目です。(2024年1月31日時点の金利です) 


フラット型の仕組み預金の金利ランキング


まず最初、10年間、金利変動が無く、常に一定の金利を獲得できる、フラットタイプの仕組み預金の金利ランキングです。後述しますが、フラットタイプとステップアップ型は、それぞれ両方とも活用するのが良いと思います。

最長で15年間、預け入れできる銀行もありますが、当サイト管理人は、流石にそれは長すぎるような気がします。最長で10年くらいが、現実的と言いますか、ちょうど良いのではないでしょうか。(この辺は単に個人の感覚的な話なので、15年物でも構いません)

順位 銀行名 1年 2年 3年 5年 10年 15年
auじぶん銀行
(※1)
プレミアム金利円定期預金(15年タイプ)
1.3% 1.3% 1.3% 1.3% 1.3% 1.3%
東京スター銀行
(※2)
スタードリーム15(フラット型)
1.2% 1.2% 1.2% 1.2% 1.2% 1.2%
住信SBIネット銀行 プレーオフ(フラット10年タイプ)
1.0% 1.0% 1.0% 1.0% 1.0% 1.0%
ソニー銀行 円定期plus+(フラット型)
0.85% 0.85% 0.85% 0.85% 0.85%
楽天銀行
(※3)
楽天エクステ預金(フラット15年タイプ)
0.65% 0.65% 0.65% 0.65% 0.65% 0.65%

※1:auじぶん銀行のプレミアム金利円定期預金には10年タイプもあり、金利は0.9%です
※2:東京スター銀行のスタードリームには10年タイプもあり、金利は0.9%です
※3:楽天銀行の楽天エクステ預金には10年タイプもあり、金利は0.28%です



ステップアップ型の仕組み預金の金利ランキング


次に、銀行側が満期の延長を判断した場合、年ごとにドンドンと金利が上昇してゆく、ステップアップ型の仕組み預金の金利ランキングです。

以前の低金利時代は、仕組み預金の満期はどの商品も1年で到来していて、ステップアップ型など全く意味が無いように見えましたが、昨今のインフレによって金利の上昇局面が到来して、きちんとステップアップして金利が高くなりつつも満期が継続するようになりました。

こういうご時世は、ステップアップ型にもしっかりと資金を振り向ける必要がありますね。未来は予測できないので、個人的にはフラットタイプとステップアップタイプは半々くらいでちょうどよいのかなと思います。

順位 銀行名 1年 2年 3年 5年 10年
SBI新生銀行 パワーステップアップ預金2(ステップアップ型)
0.75% 0.75% 0.75% 0.75% 0.85%
住信SBIネット銀行 プレーオフ(ステップアップ型)
0.4% 0.5% 0.6% 0.8% 5.0%
ソニー銀行 円定期plus+(ステップアップ型)
0.4% 0.5% 0.6% 0.8% 4.0%
楽天銀行 楽天エクステ預金(ステップアップ型)
0.05% 0.07% 0.09% 0.12% 0.33%
東京スター銀行 右肩上がり円定期 販売停止中
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以上のランキングをご覧いただくと、フラット型はauじぶん銀行東京スター銀行、ステップアップ型SBI新生銀行住信SBIネット銀行が、金利ナンバーワンレベルです。

なお、東京スター銀行は現金1500円、SBI新生銀行は現金3000円を、それぞれ口座開設だけで貰えますので、金利とダブルで美味しいですね。




円の仕組み預金はリスクゼロ、貯金派は最大限に活用すべし

まず最初に・・・


仕組み預金というと、人によっては「ダメな商品」と批判されることも多いですが、このページで申し上げているような「円の仕組み預金」には、そんな批判は該当しません。

というのも、為替リスクなど皆無だから。したがって、銀行の各公式サイトにもきちんと記述されている通り、元本保証であることが最大の安心材料です。

上の項でご覧いただいた通り、フラット型で1%台前後の金利とか、魅力的すぎます。仕組み預金も上手に使う事で、家計の貯蓄体質を強化したいところです。




仕組み預金のメリット


一般の定期預金のようではありますが、金利は高い。・・・・それは一体どうしてなのでしょうか?メリットとデメリットをハッキリさせる事で、仕組み預金を賢く使いこなす事が出来るようになります。まず、メリットです。何と言っても、次の2点があげられますね!

・元本保証
・定期預金よりも非常に金利が高い



これだけなら言う事ありませんよね。全ての人が全員、仕組み預金を利用することになるでしょうけれども、実際にはそうではありません。なぜなら、仕組み預金にはある程度の制約があるからです。



仕組み預金の制約


デメリットと言っても良いのが、仕組み預金に存在する制約です。下記の通りとなります。

・満期の設定は銀行にゆだねられる
・中途解約は原則的に不可

(無理やり解約するとほぼ確実に元本割れします)


実は、この制約があるからこそ、逆に高金利が実現するのです。例えば我々が預けたお金は、世の中の様々な企業に、融資という形で巡っていきます。融資とは、銀行が一般企業などにお金を貸す事。貸したお金は、融資条件に応じて、借り手の企業が銀行に返済していきます。

そんな時に、我々が銀行に対して、「貸した500万円を明日にも返済してほしい」・・・・つまり、いきなり預金を解約してお金を引き出してしまったら、銀行側としても、計画的に企業に対して融資計画を立てられませんよね?

そういった不自由さを回避するために、自由に預金を解約できない代わりに、一定以上の金利を付与する「仕組み預金」が生み出されたと言って良いでしょう。

当然、自由に解約できないとすると、最長預入期間内に利用する目的のお金を預けるわけにはいきません。あくまでも余剰資金的なお金を預けるのが、仕組み預金の賢明な利用方法なのです。「3年後に使う予定の息子の大学の入学金」なんかをを預けたら、絶対にダメですよ!



フラット型とステップアップ型の利用の仕方


普通、仕組み預金と言えば、預け入れ年数に応じて金利が徐々に高くなっていく「ステップアップ型」が一般的ですが、それだけではなく、預け入れ開始から終わりまで金利水準が高いまま継続する「フラット型」も存在します。じゃあ、「ステップアップ型とフラット型の、どちらを選べばいいの??」という疑問が湧くかもしれませんね。

フラット型とステップアップ型


今後金利が上昇すると思う人はステップアップ型、金利水準が変わらないと思う人はフラット型を選ぶ事になりますが、そんなのは誰にも分らない事なので、仮に100万円あったとしたら、半分をステップアップ型、残りをフラット型に預け分けると良いでしょう。

下の図は住信SBIネット銀行のステップアップ型の仕組み預金です。満期の延長が進むと、10年目にはなんと5%という、破壊的な金利が待ち受けています・笑。仕組み預金を使う人は、インフレが嬉しくなります。世の中の物価上昇を、仕組み預金を使ってヘッジするわけです。

ステップアップ型仕組み預金の適用金利


少し前までは、ステップアップ型が延長にならずに1年で満期となるケースが大半でしたが、昨今はインフレ傾向にあり、金利上昇局面に入りつつある可能性が高まっています。実際、ここ最近のステップアップ型は期間延長となっています。

ただし、流石にいくら何でも5%もの高金利領域までインフレが進むとは、今の時点では考えにくいです。となると、金利が1%を超えるあたりが「現実的」な数字なのではないかと思います。

そうであるならば、フラット型の1%台前半の金利領域が、金融機関が考える現実的な落としどころになりますね。だとすれば、フラット型とステップアップ型の併用戦略も現実に即したものになるので、それなりに有効だろうと思います。





投資の代わりに、もっと利用されてよい存在!


銀行預金以外でお金を増やすとしたら、投資以外にはありません。けれども投資は、元本保証は一切ありません。 投資は弱肉強食の自己責任の世界であり、例えば株や外貨FXなどでは、投資した人の7割以上が負けているというのは、金融機関にとってはあまり知ってほしくない不都合な事実です。

投資以外に高い金利水準、あるいはお金を増やす方法が有るのかを考えた場合、やはりその最右翼は、「仕組み預金」なのだと思います

すぐに引き出せない流動性の低さは問題(デメリット)ですが、そもそも余裕資金で行う「投資の代わり」として考えるならば、満期設定を銀行側に委ねても良いと思います。

何より、投資と違って、完璧に元本保証です。性格やスキルの面で、投資をするのに適さない人の数はとても多いと思います。そんな人は、無理に投資などせずに、仕組み預金を上手に活用する方が、断然良いと思いますよ!

何とか金融資産を増やしたい! でも、投資のようにリスクが存在するのは嫌だ!」・・・そういったニーズに、非常によく合っているのが、仕組み預金です。

管理人は、投資信託や外貨FXなどへの投資も行っていますけれども、やはり短期的には資金を減らしてしまったりします。そのため、常に一定量のお金を、定期預金に入れておきます。

でも、その定期預金でさえも、長らく続いた低金利によって、利息は非常が低く抑えられています。「何とかならないものか?」・・・・そういう時に重宝するのが、仕組み預金でしょう



外貨の仕組み預金には近づくな!!


最後に、米ドルやオーストラリアドル、新興国通貨などを利用した「外貨仕組み預金」について、注意喚起です。それらは、為替リスクが大きすぎて、投資の世界を知らない人は近づいてはなりません。半端ない元本割れを起こす可能性は、50%の確率だと考えてください。

外貨の仕組み預金


というのも、一見すると10%とか15%とか威勢の良い金利が並んでいて胸が高鳴りますでしょうが、為替の世界では、円高に振れるか円安に振れるかは、50%の確率でしかありません。つまり、高い確率で、あなたは元本割れして泣きを見ることになります。

「あ、ヤバい、為替で大きく損をしそうだ!」と思っても、中途解約は原則不可能ですから、指をくわえて損失を眺めているしかできません。とんでもなく、ストレスのかかる商品です。

金利が高い分、それを帳消しにする方向に為替変動するのが経済原則です。・・・と、こういう話しが意味不明である人は、絶対にこれらの外貨の仕組み預金を使ってはいけません。仕組み預金を批判する人は、基本的には全員、この外貨仕組み預金の事を批判しているのです。

貯金派の皆さんは、つい余計な事を考えてしまわずに、賢く円の仕組み預金をつかうくらいで、本当にちょうど良いのです(^^♪