貯金を50代から考える

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50代にして、初めて貯金をしてみようと思います


このページは、貯金を貯めたい人のための質問と回答のコーナーです。定期預金や投資が大好きな管理人が、皆様のお悩みを無料でご回答差し上げます

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頂いたご質問(2017年1月、ASさま、50代・女性)

今年から貯金をしようと決意しました(笑) 今まで貯蓄をしてこなかったので、出来るかぎりやってみようかな・・・と。

で、とりあえずしばらく毎月10万円をどこかに預けたいと思います。静岡に住んでいるので静銀のネットバンキング?にでも・・・と思いましたが、堀田さんのページをみて、SBI証券?とかお得な情報があったのでどうしたらいいのか・・・

ほんとにこの年になって恥ずかしいのですが、 専門用語的なのがわからないので、よろしくお願いします。




静銀インターネット支店なんぞではなく、貯金の習慣を付けましょう


将来の自分をイメージしてみると、自分の中に「スイッチ」が入る

ASさま、この度は当サイトにご連絡をして下さり、ありがとうございました。ASさまがどのような理由で今後貯金をしていこうと思い立ったのか分かりませんが、ハッキリ言って、お金の無い老後ほど惨めな事はありません

悲惨な老後


ASさまのご家族構成などが分からないので何とも言えませんが、家族が有っても独身であっても、年金だけで老後を過ごすのはあまりにもその場しのぎの生き方になってしまって、万が一のことが発生したらどうにもならなくなります。

「下流老人」なる曖昧な言葉が流行しており、イマイチ定義がはっきりしませんが、貯金の無い人はまず定義どころではなくて、間違いなく「単なる貧乏老人」になるだけです。

私もまもなく、50歳を迎えます。会社勤めをしながら3人の子育てをしていた時には、半端ない節約技を駆使して低コストな暮らしを根性で実行してきました。

でも、死ぬまでの将来を徹底的にカラー映像でイメージしてみた時、「このまま延々と節約して、もやしばかりの夕飯を食い続けるのは絶対に嫌だ」と、明確に意識しました。

そして、実際に貧乏な老人とはどんな人たちなのだろうと思って、貧乏そうな老人を見つけては、ジーッと観察してみたりしました。スーパーマーケットで、公共施設で、安いアパートの前で・・・色んなシーンを実際に見て、「絶対にああいう風になりたくない」と決意しました。

失礼を承知で申し上げるならば、ASさまは何も考えておられないで、年齢を重ねておられるのではないでしょうか。世の中には真剣に様々な事を考えている人もたくさんおります。その人たちと大なり小なり「競争」が生じるのですから、何も考えずに貯金も無いような人が、ハッピーに人生を終えられる可能性は、かなり低いのではないでしょうか?

危機感を感じて頂くためには、この本でも読んでみてはいかがでしょうか。このテーマに関しての音声も貼り付けておきますので、聞いてみて下さい。


下流老人・一億総老後崩壊の衝撃 (朝日新書)

金利なども無視して、毎月積み立てで貯金できる癖を付けよう

世の中には、お金さえあれば解決できることが大半です。時間の経過と死ぬことくらいは全員に平等で、お金持ちになっても解決できませんが、それ以外はすべてお金で解決できます。私はお金と言うものは、命の次に大切なパートナーみたいなものだと思っています。

お金というパートナーは、尽くせば尽くすほど、リターンという見返りがあります。

お金と愛情


ま、実際の人間のパートナーも同じですね。愛情をもって尽くすと、必ず向こうからも愛情というリターンが返ってきます・笑。冷え切った夫婦なんかを見ていると、「愛情貯金がゼロ状態だな」と思ったりします。・・・どうでもよい話ですが、お金と愛情は似ているのです。

今回、50代にしてようやく貯金しようと思ったのは、小さいながらも非常に大きな意義が有ります。今回、「SBI証券がお得なのか?」との事ですが、SBI証券で買えるのはSBI債の事であり(リンク先ページ、未更新ですみません)、これは厳密には「投資」になり、貯金ではありません。

まずは貯金ができる事を、目指してみて下さい。貯金通帳に、お金が貯まってゆく感覚を肌で味わっていただいて、そして貯蓄額が増えると「安心」が増えることを感じてみて下さい。

「毎月10万円をどこかに預けられる」との事で、これが本当だとしたら、極めて恵まれた収入があるのかもしれません。浪費してしまわないで、必ず貯金できるように、積立定期預金をして下さい。

静岡銀行のインターネット支店は積立定期預金ではありません。ネットバンキングで積立定期預金ができるところは少なく、ソニー銀行楽天銀行であれば可能ですから、利用してみて下さい。

貯金体質を獲得するのが第一目的なので、預金金利などは考えないようにしましょう。積み立てで数十万円単位でお金が貯まり満期が到来したら、その時点で最も金利が高い定期預金に預け替えをするスタンスで問題ありません。

このくらいに「到達」したら、貯金以外にも「積み立て投資」を取り入れて、よりお金に愛される工夫を実行するタイミングがやってきます。しかし今それを語るのは早すぎますから、関心があるようならばその時点で、再度ご質問ください。

いずれにしても、年間の生活費の半分程度を貯金するようにして下さい。これは最低限の事なので、必須事項です。目標とかではなく、絶対にやってください。

当サイトをご覧いただいている人が、将来貧乏にあえぐなんてことがあってはなりませんので、本当に必ず実行してくださいね。10万円を10年間毎月積み立てると、1200万円になります。このくらいの数字に到達できれば、一安心だと思います。

銀行に、ノコノコ相談しに行くと毒牙にかかるので、大注意

追加で警告を致します。「貯金と言っても金利が低いしなあ・・・」などと思わないでくださいね。そしてそう思って銀行に相談などすると、待ってましたとばかりに紹介されるのが、分配金を多額に出すボッタクリ投資信託です。毎月分配型投資信託とも言います。

それと、各種の保険を紹介される可能性も高いです。保険が売れると銀行は多大な儲けを手にできるので、加入者の幸福などそっちのけで色々と紹介してきますから要注意です。

保険で入っても良いと思えるのは、学資保険明治安田生命のじぶんの積立くらいです。じぶんの積立は明治安田生命にコンタクトを取って、加入することになります。

ただ、これらの保険も、より大きな金額を賭けさせるためのフロントライン商品にすぎません。営業マンの言う事を鵜呑みにするタイプの人ならば、こういう客集め商品に近寄ってはなりません。

以上、今回のご質問への回答とさせていただきます。キツい口調で書いてしまっており、この点はお詫び申し上げます。何卒ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

貯金関連の書籍も色々と出ていますから、他の人はどうやってお金を貯めているのか、参考にしてみるのも良いと思いますよ。ま、「単に浪費を減らして貯金を殖やして、更には収入を増やせ」という結論が有るだけなんですけどね。