意外と高金利なキャンペーンがときおり実施されるローソン銀行

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ローソン銀行の定期預金が使えるのか評価してみた


コンビニを利用する人はローソン銀行を使っても良し

2018年10月15日から、ローソン銀行の営業が開始されました。これまでもローソンでは、提携する金融機関のATMを利用する事はできました。しかし、銀行業自体に参入しましたから、全国のローソンにあるATMは、24時間営業の銀行になります。

ローソン銀行


ただ、私たちが銀行に求めているのは、金利の高い定期預金です。しかし、預け入れ金額や預け入れ期間にかかわらず、ローソン銀行の店頭金利は、たったの0.03%です。メガバンクや地方銀行の店頭金利の15倍ですから張っているとは思いますが、満足できる水準ではありません。

預入金額 半年 1年 3年 5年 10年
300万円未満 0.03% 0.03% 0.03% 0.03% 0.03%
300万円以上 0.03% 0.03% 0.03% 0.03% 0.03%


そして、以下の通り、現在のローソン銀行を利用するにあたってのメリットや注意点をまとめておきましたので、ローソン銀行を利用するか検討する際の情報源として頂ければと思います。

ローソン銀行の普通預金(大口)の金利が0.15%に!
「未使用口座手数料」を徴収する恐るべき銀行
ローソン銀行ATMの利用手数料について
ポイントサービスの優遇措置に期待したい
ローソン銀行が目指すサービスとは
その他のネット銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

ローソン銀行の公式サイト・口座開設リンク



ローソン銀行の普通預金(300万円以上の大口)の金利が0.15%に!

ローソン銀行では、300万円以上の普通預金の金利0.15%になるという、大変にお得な状況になっています。変動金利での設定ですが、2022年2月時点においても金利0.15%が維持されています。

ローソン銀行の普通預金金利


300万円以上を普通預金に預け入れておけば、普通預金残高全体に対して0.15%の金利が付く仕組みです。300万円未満は、金利は0.001%と超低くなります。

変動金利制ですので、毎日金利が変わりますが、今のところは金利0.15%を維持しているようです。対象は、個人事業主を含む個人となります。普通預金としては、かなりの高金利となりますので定期預金の代わりに利用するのも良いかもしれません。

ただし、あおぞら銀行では期間や金額の定めなく、普通預金の金利は常時0.2%に設定されていますから、使い勝手としてはローソン銀行は少し劣りますね。

「未使用口座手数料」を徴収する恐るべき銀行

特段、優れたサービスが無い状態だと、逆に、ローソン銀行のデメリットが非常に目立つことになります。何がローソン銀行の最大のデメリットかというと、「未使用口座手数料」を取られるという点です。要は、口座維持手数料が有料ですよ、という事です。

口座維持に手数料を取る銀行はまだ他にはありませんので、この条件を見ただけで、ローソン銀行を利用する気が萎えてしまいます。いちおう、手数料免除は簡単な条件でクリアできますので、その対策だけはしっかりと取って下さい。



未使用口座手数料がかかる条件


残高1万円未満の普通預金口座で、最後の預け入れや払戻しから2年以上取引が無い場合、未使用口座に認定された状態になります。

ローソン銀行からの、未使用口座となった旨のメールや文書を無視して3ヶ月が経過してしまうと、その月末に1,320円(消費税込)の未使用口座管理手数料をが勝手に引き落とされます。

残高不足で引落しが出来ない場合は、その少ない残高を全額徴収して、ローソン銀行から口座の解約をする事があるという事です。引き落としは、毎年1回行われます。



未使用口座手数料が免除となる条件


ただし、下記のいずれかに該当すれば、手数料は免除です。

・ローソン銀行の同じ口座に定期預金が有って1円以上の残高がある場合
・ローソン銀行ダイレクトに直近2年以内にログインがある場合
・ローソン銀行クレジットカード「ローソン Ponta プラス」の引落口座となっている場合



金利のメリットのある定期預金キャンペーンが無ければ、銀行口座など全く使わないで2年間が経過する事など、ふつうにあり得ます。したがって、もしもローソン銀行の口座を開設した際には、10円くらいの金額で、忘れないうちに定期預金で預け入れをしておきましょう

ローソン銀行ATMの利用手数料について

土日祝日を含む365日、7時~19時の間であれば、ローソン銀行のATMからの預け入れと引き出し手数料が、常に無料です。日中はいつも無料ですので、手数料を気にせず利用できます。

ローソン銀行のATM手数料


ただ、ローソン銀行の振込手数料はローソン銀行どうしですら有料です。当然ながら、他行宛ての振込手数料も165円(税込)が必要となります。インターネットバンキングを利用しても、無料になりません。

住信SBIネット銀行のような、AMT手数料や振込手数料が完全に無料となるサービスがありません。これについては、今後のサービス改善に期待しましょう。

ポイントサービスの優遇措置に期待したい

ローソン銀行では、Pontaポイントとの連携が有ります。Pontaのポイントを利用した定期預金の優遇金利や、振込手数料の無料化に期待したいところですが、今のところ、口座開設で100Pontaポイントがプレゼントされるのがローソン銀行関連の唯一のポイント獲得方法です。

ローソン銀行のポンタポイント


その他としては、ローソン銀行のキャッシュカード機能が付いたクレジットカードの発券で、最大で3000ポイントがもらえるのがメリットでしょうか。

コンビニのローソンをヘビーに利用する人であれば、ローソンでの買い物で最大で6%もの還元率となりますから、この「ローソンPontaプラス」カードを発券しても良いでしょう。(ローソン以外だと、0.5%の還元率となります)

ローソン銀行が目指すサービスとは

ローソン銀行の開業時点では、ATMサービス、普通預金や定期預金、ネット決済サービスが中心となります。銀行業務全般ではなく、かなり絞り込まれている感じですね。ほとんど、同じくコンビニ銀行のセブン銀行と似たような感じになると思います。

ただ、数年後には新しい決済手段や、資産形成を支援する商品を取り扱う予定のようです。イメージからすると、イオン銀行に似た方向性になるのかもしれません。

ローソンでのお買い物の際のおつりを貯める「おつり預金」のようなサービスも検討しているとのことで、普通の銀行には実現できない魅力的なサービスを期待したいですね。


ローソン銀行の公式サイト・口座開設リンク

その他のネット銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

その他のネット銀行の定期預金は以下の通りです。銀行名をクリックで、各行の詳細情報のページに飛びます。あわせて、定期預金金利一覧ページより高金利の銀行をお選びください

また、ネット銀行に準ずる銀行として、SBJ銀行の定期預金はネット銀行よりも常に金利が高いので、要チェックです。

銀行名 半年 1年 3年 5年
住信SBIネット銀行 0.02% 0.02% 0.02% 0.02%
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ソニー銀行
0.2% 0.02% 0.02% 0.02%
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SBJ銀行
0.25% 0.12% 0.15% 0.2%
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SBI新生銀行
1.0%
(1週間)
0.3% 0.15% 0.25%
3ヶ月と1年はスタートアップ円定期預金の金利です。
3年と5年はパワーダイレクト円定期預金の金利です。
口座開設でなんと現金3000円がもらえます!!
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あおぞら銀行BANK
0.15% 0.2% 0.15% 0.15%
GMOあおぞらネット銀行 0.11% 0.11% 0.11% 0.11%
すべて普通預金(証券コネクト口座)の金利です。
楽天銀行 0.1% 0.1% 0.1% 0.1%
すべて楽天マネーブリッジ(普通預金)の金利。
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イオン銀行
最大0.15%
年会費無料のクレジットカード、イオンカードセレクト会員限定の普通預金金利。ステージにより金利が変動します。
セブン銀行 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
auじぶん銀行 0.03% 0.05% 0.03% 0.03%
PayPay銀行 0.02% 0.02% 0.02% 0.02%
大和ネクスト銀行 0.05% 0.05% 0.05% 0.05%
大和証券と連携するスウィープサービスの普通預金金利。
ローソン銀行 0.03% 0.03% 0.03% 0.03%
オリックス銀行 0.1% 0.15% 0.25% 0.28%
100万円からの預け入れになります。なお7年物もあり、
この場合の適用金利は0.35%にもなります。

キャンペーンバナーマークを付けていないのは、この金利がその時点での通常金利だからです。凄い。(金利の基準日:2023年3月1日)