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大和ネクスト銀行の定期預金と、銀行としての使い勝手を評価してみる
大和ネクスト銀行を一言で言うと、どんな感じ?
大和ネクスト銀行は、大和証券グループが世に送り出した銀行です。開業当初は他行と比較して高めの金利を提示していましたが、2024年現在ではそのような事はなく、一般庶民というよりは、大和証券で株式運用をしている富裕層相手の銀行と言った感じです、
現在においては定期預金の金利面では美味しいところの無い大和ネクスト銀行、実際にどのような状況なのか、以下のようにコンテンツをまとめています。基本的には他の銀行を利用したほうが良いでしょうね。
⇒大和ネクスト銀行をヘビロテしても定期預金の金利は最低クラス
⇒円定期預金特別金利キャンペーン年3%の金利には最大限に気をつけろ
⇒口座保有者限定の、円定期預金特別金利も要注意だ
⇒大和ネクスト銀行のえらべる預金は、完全スルーで何の問題も無い
⇒振込手数料がそれなりに無料になるのだけは、まあ良い
⇒その他のネット銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる
⇒大和ネクスト銀行の公式サイト
預入金額 | 半年 | 1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|---|---|
100万円未満 | 0.05% | 0.05% | 0.15% | 0.2% |
100万円以上 | 0.05% | 0.05% | 0.15% | 0.2% |
現在においては定期預金の金利面では美味しいところの無い大和ネクスト銀行、実際にどのような状況なのか、以下のようにコンテンツをまとめています。基本的には他の銀行を利用したほうが良いでしょうね。
⇒大和ネクスト銀行をヘビロテしても定期預金の金利は最低クラス
⇒円定期預金特別金利キャンペーン年3%の金利には最大限に気をつけろ
⇒口座保有者限定の、円定期預金特別金利も要注意だ
⇒大和ネクスト銀行のえらべる預金は、完全スルーで何の問題も無い
⇒振込手数料がそれなりに無料になるのだけは、まあ良い
⇒その他のネット銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる
⇒大和ネクスト銀行の公式サイト
大和ネクスト銀行をヘビロテしても定期預金の金利は最低クラス
大和ネクスト銀行では、資産額の多い人と一般人との間でサービスに差をつけています。かつては資産規模の大きなプレミアムサービス対象者には高金利の定期預金を提示しておりましたが、今現在は金利差は一切つかず、かなり低い金利となってしまっています。
下記は、以前に、プレミアムサービスでどのくらいの金利が付与されたかが分かる図です。眺めてみると、1000万円以上の預け入れ資金が無いと全くメリットが無いない状況でした。普通の人には難しい銀行だったのだなと分かります。
今、こんな大和ネクスト銀行で、貯金によって資産形成することは資産形成することなど出来ません。SBI新生銀行、オリックス銀行、SBJ銀行、UI銀行などのネットに強い銀行の定期預金を使って、着実に利息を積み上げていきましょう。(金利0.5%ほど)
更には昨今のようなインフレ時代においては、明確に高い金利が出始めた円の仕組み預金が圧倒的にメリット大です。高金利仕組み預金を取り扱う、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、東京スター銀行、auじぶん銀行を活用しましょう。(金利1.0%前後)
下記は、以前に、プレミアムサービスでどのくらいの金利が付与されたかが分かる図です。眺めてみると、1000万円以上の預け入れ資金が無いと全くメリットが無いない状況でした。普通の人には難しい銀行だったのだなと分かります。
今、こんな大和ネクスト銀行で、貯金によって資産形成することは資産形成することなど出来ません。SBI新生銀行、オリックス銀行、SBJ銀行、UI銀行などのネットに強い銀行の定期預金を使って、着実に利息を積み上げていきましょう。(金利0.5%ほど)
更には昨今のようなインフレ時代においては、明確に高い金利が出始めた円の仕組み預金が圧倒的にメリット大です。高金利仕組み預金を取り扱う、住信SBIネット銀行、ソニー銀行、東京スター銀行、auじぶん銀行を活用しましょう。(金利1.0%前後)
円定期預金特別金利キャンペーン年3%の金利には最大限に気をつけろ
上記のように、大和ネクスト銀行は近年、パッとしない金利を提示し続けていましたが、ここにきて、高金利キャンペーンを久しぶりに展開してきました。それが、円定期預金特別金利キャンペーンで、なんと年3%の金利を提示しています。
ただし、旨い話とも言い難いようで、条件が厳しいですね。まず、預け入れ期間が1ケ月と短いです。1ヶ月3%だと、年間に均すと0.25%の金利であり、上の項で記したような高金利の銀行よりも金利は低くなります。
次に、預け入れ金額が3000万円以上という条件がキツすぎます。上限は1億円以下で、一人1回のみ利用が可能です。というか、1回しか無理でしょう。いや1回も無理。
しかも、新規で大和証券・大和ネクスト銀行の円預金口座を開設して、資産運用の「ダイワ・コンサルティング」コースに申し込んだ人が対象となりますから、たった1か月の定期預金を狙うためのハードルがあまりにも高すぎます。
取扱い窓口は大和証券の本支店・営業所で、募集期間は2024年6月28日までです。満期後は店頭金利の0.05%で自動継続になります。満期後に速攻で引き上げるスピード感がないとダメです。コンサルティングコースですから、大和の営業マンに強く引き留められることは必至です。
それでも気を取り直して、3%の預け入れで受取れる利息を計算してみましょう。カッコ内は税引後の数字となります。まあ、数字の遊びってことで。
単純に受け取れる利息を確認してみます。わずか1ケ月の短い期間ですが、3000万円の預け入れで75000円(税引前)、1億円の大台の資金がある人なら25万円(税引前)の利息が受け取れます。
通常ならば、1年間預け入れてその金額を受け取れるところ、わずか1か月でそれが実現可能であるところに、3%の高金利の威力が見て取れます。
ところで、日本の預貯金額は2000兆円と言われており、これは日本の資産全体の54%に相当します。この資金が現預金で眠るのではなく、市場に出てくれば、経済が活性化すると言われています。
くしくも今年は新NISAの元年であり、今まで投資をしていない人も「運用が気になる」と考える人も増えてきました。そこで、大和証券に限らず、どこの金融機関も今、「新規顧客獲得」に余念がありません。
それは、現預金で眠らせるのではなく、リスク資産を運用してもらう事で、金融機関側も多額の手数料が受け取れるからです。
今回の円定期特別金利年3%は、富裕層と言われるお金がある人を対象にしており、安全な定期預金に預け入れてもらい、国内最高水準の金利の利息を受け取ってもらった後に、必ず「資産運用」の話をされます。
こちらの定期預金は大和証券の本支店・営業所でしか預入れが出来ません。しかもダイワ・コンサルティングコースを選ぶ事が条件になっています。つまり、コンサルティングコースは窓口の人と相談するというか窓口の人のオススメする商品を買わされる可能性が高いと言う事です。
確かに年3%は非常に魅力的ですが、満期後に窓口の人が勧める商品が本当に良い商品であるかは別です。手数料の高いぼったくり商品だったら、利息など吹き飛びます。
購入手数料と信託報酬が共に1.5%の投資信託を買わされた日にゃ、3000万円で手数料は90万円、1億円で手数料は300万円にもなります。3%の利息なんて、全く意味ないレベルで大和証券は大儲けできるわけです。本当に、意味のない定期預金キャンペーンと言えます。
他のインターネットバンキングなら、一口30万円以上(1円単位)で預け入れが可能なSBI新生銀行の3ケ月物(新規)は、年1%です。これも年間に均すと0.25%となるので、今回の大和証券の定期預金と変わりません。預け入れる期間が3ケ月になるだけです。
そもそも、あなたは短期の定期預金をお探しですか?
1年間の預け入れが可能な人なら、東京スター銀行の年0.45%、5年間の預け入れが可能な人ならSBI新生銀行の年0.55%などが、一般の人が誰でも活用できる、本当に高金利な定期預金です。しかもネットで全て完結するので、窓口の人の変な勧誘を受ける事などありません。
金利面で満足度が足りなければ、長期で1%強の金利が付く新型定期預金、いわゆる高金利仕組み預金を検討するのも手だと思います。
今回の「円定期特別金利」を検討している人は、3%の金利に踊らされないでください。その裏には窓口の人から「資産運用」の話をされると思うので、充分に注意する事を忘れないでください。
ただし、旨い話とも言い難いようで、条件が厳しいですね。まず、預け入れ期間が1ケ月と短いです。1ヶ月3%だと、年間に均すと0.25%の金利であり、上の項で記したような高金利の銀行よりも金利は低くなります。
次に、預け入れ金額が3000万円以上という条件がキツすぎます。上限は1億円以下で、一人1回のみ利用が可能です。というか、1回しか無理でしょう。いや1回も無理。
しかも、新規で大和証券・大和ネクスト銀行の円預金口座を開設して、資産運用の「ダイワ・コンサルティング」コースに申し込んだ人が対象となりますから、たった1か月の定期預金を狙うためのハードルがあまりにも高すぎます。
取扱い窓口は大和証券の本支店・営業所で、募集期間は2024年6月28日までです。満期後は店頭金利の0.05%で自動継続になります。満期後に速攻で引き上げるスピード感がないとダメです。コンサルティングコースですから、大和の営業マンに強く引き留められることは必至です。
それでも気を取り直して、3%の預け入れで受取れる利息を計算してみましょう。カッコ内は税引後の数字となります。まあ、数字の遊びってことで。
金額 | 税引き前の利息 | 税引き後の利息 |
---|---|---|
3000万円 | 75000円 | 59763円 |
5000万円 | 125000円 | 99606円 |
1億円 | 250000円 | 199212円 |
単純に受け取れる利息を確認してみます。わずか1ケ月の短い期間ですが、3000万円の預け入れで75000円(税引前)、1億円の大台の資金がある人なら25万円(税引前)の利息が受け取れます。
通常ならば、1年間預け入れてその金額を受け取れるところ、わずか1か月でそれが実現可能であるところに、3%の高金利の威力が見て取れます。
ところで、日本の預貯金額は2000兆円と言われており、これは日本の資産全体の54%に相当します。この資金が現預金で眠るのではなく、市場に出てくれば、経済が活性化すると言われています。
くしくも今年は新NISAの元年であり、今まで投資をしていない人も「運用が気になる」と考える人も増えてきました。そこで、大和証券に限らず、どこの金融機関も今、「新規顧客獲得」に余念がありません。
それは、現預金で眠らせるのではなく、リスク資産を運用してもらう事で、金融機関側も多額の手数料が受け取れるからです。
今回の円定期特別金利年3%は、富裕層と言われるお金がある人を対象にしており、安全な定期預金に預け入れてもらい、国内最高水準の金利の利息を受け取ってもらった後に、必ず「資産運用」の話をされます。
こちらの定期預金は大和証券の本支店・営業所でしか預入れが出来ません。しかもダイワ・コンサルティングコースを選ぶ事が条件になっています。つまり、コンサルティングコースは窓口の人と相談するというか窓口の人のオススメする商品を買わされる可能性が高いと言う事です。
確かに年3%は非常に魅力的ですが、満期後に窓口の人が勧める商品が本当に良い商品であるかは別です。手数料の高いぼったくり商品だったら、利息など吹き飛びます。
購入手数料と信託報酬が共に1.5%の投資信託を買わされた日にゃ、3000万円で手数料は90万円、1億円で手数料は300万円にもなります。3%の利息なんて、全く意味ないレベルで大和証券は大儲けできるわけです。本当に、意味のない定期預金キャンペーンと言えます。
他のインターネットバンキングなら、一口30万円以上(1円単位)で預け入れが可能なSBI新生銀行の3ケ月物(新規)は、年1%です。これも年間に均すと0.25%となるので、今回の大和証券の定期預金と変わりません。預け入れる期間が3ケ月になるだけです。
そもそも、あなたは短期の定期預金をお探しですか?
1年間の預け入れが可能な人なら、東京スター銀行の年0.45%、5年間の預け入れが可能な人ならSBI新生銀行の年0.55%などが、一般の人が誰でも活用できる、本当に高金利な定期預金です。しかもネットで全て完結するので、窓口の人の変な勧誘を受ける事などありません。
金利面で満足度が足りなければ、長期で1%強の金利が付く新型定期預金、いわゆる高金利仕組み預金を検討するのも手だと思います。
今回の「円定期特別金利」を検討している人は、3%の金利に踊らされないでください。その裏には窓口の人から「資産運用」の話をされると思うので、充分に注意する事を忘れないでください。
口座保有者限定の、円定期預金特別金利も要注意だ
上記の特別金利は新規の人限定でしたが、こちらの円定期預金特別金利キャンペーンは、大和証券に口座を持っている人で、「ダイワ・コンサルティング」コースを選んでいる人が対象です。
こちらは6ケ月物0.25%の金利となり、1年に均すと0.125%です。大したことはありません。また、こちらも、預け入れ金額3000万円以上1億円以下の資金量がある人のみが対象です。募集期間は2024年6月28日までです。
預け入れ金額が3000万円以上で、ダイワ・コンサルティングコースを選ぶなど、富裕層向けの商品です。注意点は、上の項で記している「定期預金特別金利キャンペーン年3%」と同様となります。
現在、オリックス銀行が1000万円までの預け入れ金額となりますが、6ケ月物を年1.0%で募集しています(新規口座開設者限定)。オリックス銀行の方が金利も高く、余計な条件も無いので、私達には使い勝手が良いでしよう。
こちらは6ケ月物0.25%の金利となり、1年に均すと0.125%です。大したことはありません。また、こちらも、預け入れ金額3000万円以上1億円以下の資金量がある人のみが対象です。募集期間は2024年6月28日までです。
預け入れ金額が3000万円以上で、ダイワ・コンサルティングコースを選ぶなど、富裕層向けの商品です。注意点は、上の項で記している「定期預金特別金利キャンペーン年3%」と同様となります。
現在、オリックス銀行が1000万円までの預け入れ金額となりますが、6ケ月物を年1.0%で募集しています(新規口座開設者限定)。オリックス銀行の方が金利も高く、余計な条件も無いので、私達には使い勝手が良いでしよう。
大和ネクスト銀行のえらべる預金は、完全スルーで何の問題も無い
大和ネクスト銀行では、「もらえる」「応援する」「予想する」の、3タイプの定期預金を実施しています。ただし、当サイト管理人からするとナンセンスな定期預金ばかりであり、しかも外貨が絡んだりするので、完全スルーで良いと思います。
まずは、「もらえる」定期預金です。もれなくプレゼントがもらえる預金との事ですが、外貨預金です。外貨預金とは、米ドルやユーロなど、外国の通貨で預け入れる預金です。
外貨預金の場合、預け入れる時よりも円安だと「為替差益」が得られ、逆に預け入れる時よりも円高だと「為替差損」という損失を被る可能性があります。 デメリット3つお知らせします。
① 円を外貨に、外貨を円に交換する時に、為替手数料が掛かる。
② 預金保険制度外であり、金融機関が破綻した場合の補償はない。
③ 為替リスクにより、円高の場合に為替差損が生じる場合がある
逆に、メリットは2つです。
① 円より高金利の通貨で預金ができる
② 円安になると為替差益を得る事が出来る
貰えるプレゼントは様々な商品を用意しており、ガトーフェスタハラダのガトーラスクプレゼント定期預金の場合、金利は円からの預け入れで年5.6%、外貨からの預け入れで年5%となります。 預け入れ金額は1万米ドル以上(0.01米ドル単位)、預け入れ期間は6ケ月です。
外貨預金の場合、満期時の為替が大問題です。軽くシミュレーションを見てみると、仮にドル円が155.74円の時に預け入れた場合、153.38円が損益分岐点となります。
2024年5月3日には日本銀行の為替介入があり、ドル円は151.856円の円高方向に振れました。この場合の収益率は円換算でマイナス3%程度となり、米ドルの金利は為替レートによっては一気に吹き飛んでしまいます。
為替をあてに行くのは、株式投資よりも余計に難しい事です。プロでも予想が外れて悲惨な目に合うのが為替です。そもそも為替はプラスサムゲームの株式市場と違って、完全なゼロサムゲーム。本来、素人がホイホイと喜んで取り扱う事ではありません。
こちらは、がんばっている人や団体を応援する定期預金で、預入残高に一定割合を乗じた金額を、大和ネクスト銀行が応援先に届ける預金です。
応援先は、長期入院のこどもたち応援定期預金、医療型短期入所施設「もみじの家」応援定期預金、北海道の医療的ケア児応援定期預金、スポーツ用義足で風を感じる応援定期預金、小児がんと向き合うこどもたち応援定期預金、児童福祉施設のこどもたちの将来の夢応援定期預金、などです。
日本円と米ドルでの預け入れが可能で、預入期間は1ケ月~5年、肝心の金利は店頭金利となり、残念です。
「応援する」のは素晴らしい事ですが、何も店頭金利の定期預金に預け入れしなくても、トップページで紹介している高金利な定期預金でしっかりと利息を増やし、その増やした利息の中からご自身で寄付をした方が良いのではないでしょうか?
いつもの定期預金に、予想という遊び心が加わったユニークな預金です。預け入れたら終わりではなく、自分の予想が的中するか、結果を待つワクワク感が楽しめるようです。
円やドルで為替レートを予想して結果を待ち、2024年7月31日の米ドル・為替レートが「ホールインワン賞」として上下5銭の範囲で3人、「ニアピン賞」が予想値と実際の値の差が小さい上位30位。預け入れ金額に応じて、2000円から10万円がプレゼントされます。
と記すと楽しそうですが、為替のレートの予想などプロでも難しく、全くナンセンスです・苦笑。
ドルなどの外貨定期預金の場合、預金保険制度は適用にならないので、大和ネクスト銀行の信用リスクも引き受ける事になります。外貨預金は金利の高さだけに目がいきがちですが、手数料や為替リスクの事も加味しないと、損失を被るかもしれない事、忘れないようにしてください。
「もらえる」定期預金
まずは、「もらえる」定期預金です。もれなくプレゼントがもらえる預金との事ですが、外貨預金です。外貨預金とは、米ドルやユーロなど、外国の通貨で預け入れる預金です。
外貨預金の場合、預け入れる時よりも円安だと「為替差益」が得られ、逆に預け入れる時よりも円高だと「為替差損」という損失を被る可能性があります。 デメリット3つお知らせします。
① 円を外貨に、外貨を円に交換する時に、為替手数料が掛かる。
② 預金保険制度外であり、金融機関が破綻した場合の補償はない。
③ 為替リスクにより、円高の場合に為替差損が生じる場合がある
逆に、メリットは2つです。
① 円より高金利の通貨で預金ができる
② 円安になると為替差益を得る事が出来る
貰えるプレゼントは様々な商品を用意しており、ガトーフェスタハラダのガトーラスクプレゼント定期預金の場合、金利は円からの預け入れで年5.6%、外貨からの預け入れで年5%となります。 預け入れ金額は1万米ドル以上(0.01米ドル単位)、預け入れ期間は6ケ月です。
外貨預金の場合、満期時の為替が大問題です。軽くシミュレーションを見てみると、仮にドル円が155.74円の時に預け入れた場合、153.38円が損益分岐点となります。
2024年5月3日には日本銀行の為替介入があり、ドル円は151.856円の円高方向に振れました。この場合の収益率は円換算でマイナス3%程度となり、米ドルの金利は為替レートによっては一気に吹き飛んでしまいます。
為替をあてに行くのは、株式投資よりも余計に難しい事です。プロでも予想が外れて悲惨な目に合うのが為替です。そもそも為替はプラスサムゲームの株式市場と違って、完全なゼロサムゲーム。本来、素人がホイホイと喜んで取り扱う事ではありません。
「応援する」定期預金
こちらは、がんばっている人や団体を応援する定期預金で、預入残高に一定割合を乗じた金額を、大和ネクスト銀行が応援先に届ける預金です。
応援先は、長期入院のこどもたち応援定期預金、医療型短期入所施設「もみじの家」応援定期預金、北海道の医療的ケア児応援定期預金、スポーツ用義足で風を感じる応援定期預金、小児がんと向き合うこどもたち応援定期預金、児童福祉施設のこどもたちの将来の夢応援定期預金、などです。
日本円と米ドルでの預け入れが可能で、預入期間は1ケ月~5年、肝心の金利は店頭金利となり、残念です。
「応援する」のは素晴らしい事ですが、何も店頭金利の定期預金に預け入れしなくても、トップページで紹介している高金利な定期預金でしっかりと利息を増やし、その増やした利息の中からご自身で寄付をした方が良いのではないでしょうか?
「予想する」 定期預金
いつもの定期預金に、予想という遊び心が加わったユニークな預金です。預け入れたら終わりではなく、自分の予想が的中するか、結果を待つワクワク感が楽しめるようです。
円やドルで為替レートを予想して結果を待ち、2024年7月31日の米ドル・為替レートが「ホールインワン賞」として上下5銭の範囲で3人、「ニアピン賞」が予想値と実際の値の差が小さい上位30位。預け入れ金額に応じて、2000円から10万円がプレゼントされます。
と記すと楽しそうですが、為替のレートの予想などプロでも難しく、全くナンセンスです・苦笑。
ドルなどの外貨定期預金の場合、預金保険制度は適用にならないので、大和ネクスト銀行の信用リスクも引き受ける事になります。外貨預金は金利の高さだけに目がいきがちですが、手数料や為替リスクの事も加味しないと、損失を被るかもしれない事、忘れないようにしてください。
振込手数料がそれなりに無料になるのだけは、まあ良い
手数料の振り込み料金無料と、ATMからお金を引き出す方法
大和ネクスト銀行で唯一、感心するのが、他行あて振込手数料が、月に3回まで、無料になる事です。(4回目から、210円の手数料がかかります) これは住信SBIネット銀行と並んで、国内銀行としては、最も低コストな水準にあり、高い評価をあげられると思います。
しかし、大和ネクスト銀行にはATMがありません。預け入れしたお金を引き出すには、他行のATMを利用しなくてはなりません。この場合、ATMからの出金手数料が常に無料の、住信SBIネット銀行を使いましょう。手順としては次の通りです。
①大和ネクスト銀行から住信SBIネット銀行に振り込み
↓
②セブン銀行のATMで、住信SBIネット銀行から出金
これであれば一年中、常に手数料無料、余計なコストを銀行に支払う事無く、銀行を使い続けられます。大和ネクスト銀行間の振込などは、常に手数料無料です。ただし、上記のような面倒な方法を取らなくても、次のような手もあります。
資金お取寄せサービスは利用価値が大
大和ネクスト銀行の提供している「資金お取寄せサービス」は、穴場的な、超利用価値のあるサービスです。
一番の特徴は、毎月決まった指定日に自分名義の金融機関から、手数料無料で資金を大和ネクスト銀行に移す事が可能な事です。
現時点で、手数料無料で資金を吸い上げる事が出来るサービスを提供しているのは、大和ネクスト銀行とソニー銀行だけです。 大和ネクスト銀行は、月3回までは手数料無料で他銀行に振込が可能ですし、振り込み関連だけは良い銀行ですね。
その他のネット銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる
その他のネット銀行の定期預金は以下の通りです。銀行名をクリックで、各行の詳細情報のページに飛びます。あわせて、定期預金金利一覧ページより高金利の銀行をお選びください。
銀行名 | 半年 | 1年 | 3年 | 5年 |
---|---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 | 0.05% | 0.1% | 0.2% | 0.4% |
東京スター銀行 |
0.4% | 0.4% | 0.5% | 0.5% |
普通預金金利が0.4%で、半年物金利はそれで記載。 口座開設でなんと現金1500円がもらえます!! |
||||
ソニー銀行 |
0.15% | 0.5% (2年) |
0.3% | 0.3% |
SBJ銀行 |
1.2% (3か月) |
0.6% | 0.65% | 0.8% |
3ヵ月と5年は「はじめくん」、 1年と3年は「ミリオくん」の金利 |
||||
SBI新生銀行 |
1.2% (3か月) |
0.65% | 0.45% | 0.55% |
3ヶ月と1年はスタートアップ円定期預金の金利です。 3年と5年はパワーダイレクト円定期預金の金利です。 口座開設等でなんと現金9500円がもらえます!! |
||||
あおぞら銀行BANK |
0.2% | 0.21% | 0.3% | 0.45% |
GMOあおぞらネット銀行 | 0.11% | 0.11% | 0.11% | 0.11% |
すべて普通預金(証券コネクト口座)の金利です。 | ||||
楽天銀行 | 0.105% | 0.11% | 0.15% | 0.2% |
イオン銀行 |
3.0% (1か月) |
0.15% | 0.25% | 0.5% |
セブン銀行 | 0.025% | 0.03% | 0.15% | 0.2% |
auじぶん銀行 | 0.04% | 0.05% | 0.15% | 0.2% |
UI銀行 |
0.6% | 0.35% | 0.35% | 0.4% |
PayPay銀行 | 0.02% | 0.02% | 0.02% | 0.2% |
大和ネクスト銀行 | 0.05% | 0.05% | 0.15% | 0.2% |
ローソン銀行 | 0.03% | 0.03% | 0.15% | 0.2% |
JREバンク | 0.02% | 0.02% | 0.02% | 0.02% |
オリックス銀行 |
1.0% | 0.7% | 0.5% | 0.6% |
100万円からの預け入れになります。 半年物と1年物は新規口座開設者限定プログラムの金利です。 (金利の基準日:2024年9月2日) |