徳島大正銀行よりも有利な定期預金を探すべし

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合併で誕生した徳島大正銀行・・・旧大正銀行の営業エリアのメリットも減少

店頭に掲示されている定期預金金利、これは全く使えないぞ

2020年1月1日に徳島銀行と大正銀行が合併し、徳島大正銀行が誕生しました。合併後の2024年時点での徳島大正銀行の定期預金金利（店頭提示金利）を、下記に示します。これではもちろん、いくら複利で増やそうが、あなたが存命中にお金が増殖することは決してありません。

現在、徳島大正銀行を利用する場合は、「本体」は使わずに、インターネット支店であるとくぎんネット支店を使ってください。金利0.45％の定期預金が存在します。徳島大正銀行は、とくぎんネット支店一択です。（しかも全国各地から口座開設も可能）

⇒とくぎんネット支店の評価解説評価解説ページはコチラ

徳島大正銀行の評価

預入金額	半年	1年	3年	5年	10年
300万円未満	0.025%	0.025%	0.15%	0.2%	0.3%
300万円以上	0.025%	0.025%	0.15%	0.2%	0.3%

しかし、旧大正銀行の営業エリアでは定期預金キャンペーンでやや金利が高くなっており、利用するとしたら大正銀行の地盤だった大阪圏だけが、ややメリットはあります。

旧徳島銀行のエリアでは、従来通り「使えない銀行」の状態が継続しています。以下、大正銀行エリアの関西とそれ以外に分けて、キャンペーンの詳細を記した目次です。関心のある部分をクリックして、詳細を確認してください。

関西・旧大正銀行の営業エリアでメリットのあるキャンペーン

⇒ご近所定期預金（関西）の金利は上乗せ0.09％など魅力はゼロだ
⇒年金受取者向け輝倶楽部定期預金（関西）は、更に金利低下、使う意味なし

全支店、及び旧徳島銀行エリアで有効な定期預金キャンペーン

⇒徳島大正銀行「れいんぼーネット」・・・現状は特に使う理由は無くなった
⇒「とくとく預金ゴールドプラン」は、利用価値がある退職金定期預金
⇒「高齢者運転免許自主返納優遇定期預金」も珍しい一品で、高金利が魅力的
⇒その他の徳島県の銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

⇒徳島大正銀行の公式HP

関西エリア（旧大正銀行）の定期預金キャンペーン

ご近所定期預金（関西）の金利は上乗せ0.09％など魅力はゼロだ

ご近所定期預金（関西）は、大阪府内、兵庫県内（淡路島除く）、京都府内にある店舗のATMを使って、総合口座通帳あるいは一般定期通帳でスーパー定期・スーパー定期300の預け入れができる定期預金です。

初回は窓口での手続が必要なため、本支店窓口に訪問できる人の定期預金となります。個人及び個人事業主が利用の対象で、預け入れ金額は1人2000万円までです。しかし、金利が低すぎて、こんなもんは使う価値も有りません。

徳島大正銀行の定期預金

期間	上乗せ	トータル金利
1か月	0.005％	0.03％
3か月	0.015％	0.04％
6か月	0.03％	0.055％
1年	0.09％	0.115％
3年		0.24％
5年		0.29％

如何せん、５年物の定期預金の金利であっても0.29％と、魅力が劣る状況で残念です。四国に限定せず、全国規模で利用可能なSBJ銀行やあおぞら銀行、オリックス銀行などを利用すると良いでしょう。全国規模の銀行であれば、常に高金利です。

参考に、2024年現在で金利がトップ水準のSBI新生銀行に預けた場合と、徳島銀行のご近所定期預金（関西）にそれぞれ5年間預け入れた場合で受け取れる利息差を計算してみました。

●5年間で受け取れる利息（カッコ内は税抜きの受取金額です）

預入金額	徳島大正銀行	SBI新生銀行
金利→	ご近所定期預金：0.29％	キャンペーン金利：0.5％
100万円	2900円（2310円）	5000円（3984円）
300万円	8700円（6932円）	15000円（11952円）
500万円	14499円（11553円）	25000円（19921円）
1000万円	29000円（23107円）	50000円（39842円）

店頭金利が上がり、徳島大正銀行「ご近所定期預金」も以前の0.092％から３倍の金利となりましたが、今もなお、、SBI新生銀行との利息の差は大きいです。

定期預金は地域の銀行に拘るよりも、金利が全てです。日常使いの銀行は地元でも良いですが、定期預金は別と考え、貯蓄専用の高金利の銀行を選び、利息を確実に増やしましょう。

なお、SBI新生銀行の口座開設はコチラから行えます。今なら新規口座開設&エントリーで現金9500円が無リスクでもらえてしまいます。。銀行でこの手の現金プレゼントを行うのは極めて稀です。利息と違って無税ですから、こういうチャンスを逃さないようにしましょう。

年金受取者向け輝倶楽部定期預金（関西）は、更に金利低下、使う意味なし

年金受取者向けの輝倶楽部定期預金（関西）は、更に金利の見直しが入り、上乗せ金利は0.1％まで金利が下がりました。満期後に店頭表示金利に戻るのではなく、上乗せ金利で継続してくれる点は今まで通りであり、まあ良いと思いますが、トータル金利が0.125％は低すぎてダメです。

年金受取者向け輝倶楽部定期預金（関西）

預入金額	1年
１円以上500万円以内	0.125%

この種の定期預金は、店頭に出向いた時に、もしかしたら銀行員から資産運用を薦められる可能性はあります。その場合は、投資に興味が無い場合は、いくら何を言われても、個人向け国債以外は手を出すべきではありません。

輝倶楽部定期預金プレ（関西）は、店頭金利に0.12％の上乗せになる

上記は既に年金を受け取っている人向けですが、輝倶楽部定期預金プレ（関西）は年金受給権発生日前3年以内に、徳島大正銀行で年金受取のために年金請求書等の手続きを提出した人が対象になります。

こちらの定期預金も金利見直しが入り、上乗せ金利が年0.12％まで下がりました。活用する価値は全くありません。大阪府内・兵庫県内（淡路島除く）・京都府内の各店舗のみが対象です。

年金受取者で、よほどインフレが怖い人は、インフレに連動して金利が上がるタイプの新型定期預金、仕組み預金を使えば良いのではないかと思います（ただし中途解約不可）。

全支店及び旧徳島銀行エリアで有効な定期預金キャンペーン

徳島大正銀行「れいんぼーネット」・・・現状は特に使う理由は無くなった

徳島大正銀行のインターネット支店「れいんぼーNet」は、下記のように色々とメリットがあるような記述が見受けられますが、金利の上乗せも大した事は無く、特段使う理由はありません。

徳島銀行「れいんぼーネット」

預入金額	半年	1年	3年	5年
300万円未満	0.025%	0.085%	0.21%	0.2%
300万円以上	0.025%	0.085%	0.021%	0.2%

ただし、使う必要のないれいんぼーNetではありますが、冒頭でお知らせしたインターネット支店のとくぎんネット支店を利用する時は、同時にれいんぼーNetも利用する必要があります。口座開設時に、一体不可分となっています。

ところで、ステージによっては店頭の定期預金に金利が上乗せされる仕組みが導入されています。上乗せ金利は、最大で0.02％ですので、この水準の上乗せであれば、魅力があるとは言えませんね。

徳島銀行のステージごとの金利引き上げ