仙台銀行の定期預金は、ほとんどが利用価値無し

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仙台銀行は定期預金をはじめとして、あまり利用するメリットは無し


仙台銀行の定期預金をチェックしてみる

銀行の口座を開く前に絶対に気を付けなければならないポイント、何だと思いますか? それは、

金利が高い事(家計に入ってくるお金を増やす事)
手数料が安い事(家計から出てゆくお金を減らす事)

この2つの視点で選ぶことが最重要です。これができない人は、いつまでたっても家計が赤字で、一生、生活に苦労する事になります。

仙台銀行


ここでは、仙台銀行が上記の2つのポイントを押さえているのかどうかをチェックしていきます。同時に、利用者にとって本当に良いサービスを提供してくれている銀行なのかをシビアに見ていきます。

まず、入ってくるお金の代表である、「利息」について見てまいりましょう。以下が仙台銀行の2019年現在の定期預金の金利となります。ピンと来ないかもしれませんが、歴史的低水準であり、この状態で預けても、ほとんど利息は付きません。

預入金額 半年 1年 3年 5年
300万円未満 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
300万円以上 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%


複利型定期預金を利用しても、焼石に水の状態です。預金の預け入れ先としては、仙台銀行は失格と言えます。非常に残念な事に、インターネットバンキングを使ってもこの金利です。ネットバンクは高金利であるのが常識ですので、この金利で預金をするのは、非常識とも言えます。

地方銀行でも高金利の定期預金金利はまだたくさんありますので、そういった有利なところを次々に利用し倒すのが、マイナス金利時代の定期預金の利用術です。

本ページでは、仙台銀行の定期預金について、以下の項目に分けて評価しています。具体的な内容は、以下のリンク先よりご覧ください。

冬の定期預金キャンペーンの優遇金利はイマイチで残念
強いて使っても良いとすると、「給与振込専用定期預金」くらい
「ご退職金向け定期預金・政宗」・・・1年物の定期預金なら利用価値あり
「相続専用定期預金」も狙われている感があり
仙台銀行の振込手数料を見ると、とても使ってられない
その他の宮城県の銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

仙台銀行の公式HP




冬の定期預金キャンペーンの優遇金利はイマイチで残念

※こちらのキャンペーンは終了しています。

仙台銀行では、2020年1月31日までの期間限定で、冬の定期預金キャンペーンを実施中です。個人が対象となり、6か月物の定期預金の金利が0.05%に優遇されます。30万円以上の新規預入れ、または30万円以上の増額の継続をされることが条件となります。

冬の定期預金キャンペーン


ただし、上乗せ後の優遇金利が「6か月物0.05%」では、 ほとんど意味の無いキャンペーンと言えましょう。6か月物の定期預金であれば、あおぞら銀行BANKソニー銀行が本キャンペーンの3倍の金利、0.15%で募集しています。

まずは、当サイトのトップページに掲載の金利の高い銀行と比べて頂き、それでも魅力がありそうであればキャンペーンを利用するスタンスで良いと思います。

強いて使っても良いとすると、「給与振込専用定期預金」くらい

仙台銀行には大した定期預金はありませんが、現役世代の人たちに唯一、「まあ良いかな」と言えるのは、給与振込専用定期預金くらいですね。

ご覧の通り、仙台銀行を給与振り込み口座に指定すると、1年物の定期預金の金利が0.1%上乗せされて、0.11%になります。これでも決して高い金利ではないものの、どうしても地元の宮城県の銀行を使わないといけないという縛りが有る場合は、仙台銀行にしておくのが無難です。




ただ、それでも大事な資金を金利0.1%に置いておくのは実に勿体ない事です。例えば2020年3月以降、あおぞら銀行BANKの金利は0.2%です。預入金額によって、1年後に受け取る利息がどの程度変わるのか、現実をご覧ください。


●1年後に受け取れる利息の比較(カッコ内は税抜きの受取金額です)
預入金額 仙台銀行の場合(0.11%) あおぞら銀行の場合(金利0.2%)
100万円 1100円(877円) 2000円(1594円)
300万円 3300円(2630円) 6000円(4781円)
500万円 5500円(4383円) 10000円(7969円)


ご覧のように、圧倒的な差になります。一桁、違った数字になっており、驚きます。これが、低金利の銀行など利用してはいけないという大きな理由です。仙台銀行のために貯金をしている訳ではありませんから、銀行選びはドライに考えましょう。

「ご退職金向け定期預金・政宗」・・・1年物の定期預金なら利用価値あり

仙台銀行の「ご退職金向け定期預金・政宗」は、見かけ上、かなり高い金利を提示しているので、少し注意が必要です。なぜかと言うと、見せかけの金利であなたを銀行に誘導するためです。3か月~1年の満期が来た後、銀行はあなたに営業を仕掛けてきます。

定期預金よりもリターンが高そうに見える金融商品(投資信託など)を提案して、首尾よくあなたがそれに引っかかったら、銀行は非常に大きな利益を継続的に受け取れます。銀行はあなたがボッタクリ商品に手を出してくれることを、切に望んでいるのです。

ご退職金向け定期預金・政宗


ただし、満期が来た後に「余計な商品には絶対に手を出さない!」と決意した場合ならば、このご退職金向け定期預金・政宗を利用しても良さそうです。

例えば、1年物の定期預金金利は0.4%ですから、当サイトトップページの定期預金金利一覧表に出ているような銀行よりも魅力的です。1年間だけの期間限定で利用して、その後に変な運用商品に手を出さないのであれば、検討する価値は大きいです。

「相続専用定期預金」も狙われている感があり

こちらは、良くある相続金を優遇した定期預金です。3ケ月や6ケ月と期間は短いですが、高金利です。満期後の資産運用の勧誘に注意して、「ちゃっかり」定期預金だけ活用しましよう。

仙台銀行の相続専用定期預金


金利店頭金利+年1.0%(3ヵ月)、店頭金利+年0.6%(6ヶ月)
対象:相続手続完了後、1年以内に相続により取得した資金を預入できる個人
預入金額:「スーパー定期預金」100万円以上・「大口定期預金」1000万円以上
その他:店頭窓口でのみ預入


●3ヵ月後に受け取れる利息の比較(カッコ内は税抜きの受取金額です)
預入金額 受取利息(税引き後)
100万円 2500円(1992円)
500万円 12500円(9960円)
1000万円 25000円(19921円)

仙台銀行の振込手数料を見ると、とても使ってられない

さらに、下記の振り込み手数料水準もご覧ください。最も手数料が優遇されるインターネットバンキングを活用しても、他行あての振り込み手数料が550円も必要になります。これからの時代は、他行あて振込手数料が何回も無料になる銀行を選ぶ視点も重要になってきます。

あるいは、振込手数料を完全無料にする合法的裏技を駆使して完全無料で銀行を活用しなくては、これからの時代は預貯金では一切お金を増やせない事になります。

仙台銀行の振込手数料
(同じ仙台銀行内でも110円~220円も取られます。ふざけんなって感じですね!)

その他の宮城県の銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

宮城県におけるその他の銀行の定期預金は、以下の通りです。銀行名をクリックで、各行の詳細情報のページに飛びます。あわせて、定期預金金利一覧ページより高金利の銀行をお選びください

金融機関 半年 1年 3年 5年
七十七銀行 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
仙台銀行 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
仙南信用金庫 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
杜の都信用金庫 0.002% 0.002% 0.002% 0.002%
仙北信用組合 0.002% 0.1% 0.002% 0.002%