なごやめし支店の定期預金以外には特段の利用価値の無い中京銀行

中京銀行の口座開設をする前に、中京銀行に預け入れて果たして預貯金が期待通りに増えてゆくものかどうか、確認したほうが良いですね。特に、長期間資金を固定する事になる（銀行に入ったままになる）、定期預金の金利チェックは絶対に欠かせません。




中京銀行のみならず、愛知県、名古屋市の地方銀行は、どの銀行も酷いレベルの定期預金金利となっていますね。下記のような史上最低水準の金利が、もう1年以上も続いています。

このような金利状態では、とてつもなく多額のお金を預けない限り、利息なんて微々たるものです。利息は欲しいけれどもお金が無い、お金が無いから利息も増えない・・・。

そのような悪循環を断ち切るには、下記のように金利の低い定期預金に預け入れるのはもってのほか。今の世の中、銀行や定期預金はいくらでも選べるのですから！



なお、中京銀行の各種の定期預金の商品ラインナップに関して、本ページにて以下の項目に分けて、詳しく評価をしていきます。興味のある部分をクリックして、ご一読ください。

⇒中京銀行なごやめし支店も、ずいぶんと金利が下がって使えなくなった
⇒一時的な相続資金は、相続定期預金に置くと良い
⇒中京銀行がやりたがっているのはこういう事だ（退職金専用プランでの事例）
⇒年金受給者向けの金利優遇定期預金「ほのぼの300」も、金利が改悪
⇒振込手数料が高すぎるので、裏技を使って徹底的に無料化
⇒その他の愛知県の銀行や、高金利の定期預金をチェックしてみる

⇒中京銀行の公式HP

中京銀行のインターネット定期預金専門支店、「なごやめし支店」の金利は、魅力がすっかり失われた感じです。100万円未満で若干金利が高いものの、全国の他行の高金利に比べて見劣りします。

⇒中京銀行ならば、なごやめし支店の「なごやめし定期預金」だったが・・・





この、なごやめし支店では、普通預金、なごやめし定期預金、大盛なごやめし定期預金、宝くじ付定期預金（こちらは現在停止中）に預け入れができます。 このうち、「大盛なごやめし定期預金」については、1年物に限定ですが、0.135％の金利が適用されます。（2022年10月3日時点の金利です。）

中京銀行のなごやめし定期預金のキャンペーンを利用した場合と、最初から好金利のオリックス銀行に、それぞれ3年間預け入れた場合に、実際に受け取れる利息を計算してみます。比較対象のオリックス銀行の3年物の定期預金の金利は0.35％です。カッコ内は税引き後の数字となります。



上記の表をご覧頂くと、金利の違いは受け取れる利息が歴然と違ってきます。仮に、500万円を預け入れした場合、オリックス銀行だと52500円（税引前）の利息が受け取れるのに対して、中京銀行のなごやめし定期のを利用したとしても12750円しか受け取れず、差額は3万9750円にもなります。ハッキリ言って中京銀行を活用する意味がありません。

相続で資金を得た場合、一時的に中京銀行の相続定期預金に預け入れるのは、特に問題ありません。なぜなら、中京銀行の相続定期預金の金利は、当サイト紹介の高金利銀行よりも高いからです。3か月定期預金の金利0.5％や、6か月定期預金の金利0.3％は、とても高金利で魅力的です。

ただし、相続定期預金は1回限りの限定的なサービスです。預け入れている間に、本当に有利な定期預金の預け先を見つけると良いでしょう。当サイトの定期預金ランキングを見ながら、銀行を選んでみてください。SBJ銀行やあおぞら銀行が候補になるはずです。




・金利：3か月物・店頭金利＋年0.5％、6か月物・＋年0.3％
・預入金額：相続により取得した金額の範囲内
・対象：相続手続完了後1年以内に、相続により取得した金額を預け入れる個人


なお、間違ってもこの次の項で書くような退職金定期預金と投資信託の抱き合わせ商品には乗らないようにして下さい。超高コストのボッタクリ商品を買わされます。

中京銀行が欲しいのは、退職者や相続を受けた人が持つまとまったお金です。しかも数百万円以上の。このようなお金を一時的に定期預金で集めておいて、後でじっくりと投資信託などに乗り換えさせて、銀行側が甘い汁を吸おうという思惑が裏にありますので、その点は特に注意をして下さい。

上記で、「退職金定期預金と投資信託などの抱き合わせ商品には乗らないように」と書きましたが、中京銀行が何をしたがっているのかというと、このような退職金専用プランです。

定期預金でお客をおびき寄せて、高額な手数料を取ることができる商品に誘導しようという魂胆です。本音はこういうところに出てきます。




当サイトでは、こういうプランを定期預金と投資信託のセット販売は合法的詐欺とぶった切っていますが、ま、そういう事ですので、金利に惑わされて、本来買う予定のなかったリスクのある商品を買ってしまわないように、十分に気を付けてくださいませ。

年金受給者向けの金利優遇定期預金「ほのぼの300」は、店頭金利に0.1％が上乗せされます。以前の優遇金利は＋0.2％でしたので、金利が低下しており残念に思います。

現在の＋0.1％の上乗せ程度であれば、魅力的とはいえませんから、常日頃から高金利を提示している銀行に預け入れたほうが良いに決まっています。

・金利：店頭金利＋年0.1％
・預入期間：1年
・預入金額：1円以上300万円まで
・対象：中京銀行で公的年金（国民・厚生・共済・船員・労災年金）を受け取りの個人


なお、「ほのぼの300」の預入金額の上限は300万円までですし、まとまった資金を運用したい人には、なおさら物足りないと思えます。例えばあおぞら銀行ならば、1年物の定期預金を上限金額なしで、金利0.2％で預け入れができます。

中京銀行ははっきり言って、インターネット支店の金利もイマイチで、魅力的なのは相続定期預金ぐらいです。しかも残念なことに、個人向けインターネットバンキングを使っても、他行宛の振込手数料が無料になりません。




相続定期預金で貯めた1年分の利息を他行に振り込んだ場合、最大で330円の手数料を取られます。これは、とても馬鹿にできない手数料水準です。そもそも店頭金利が0.01％ですので、通常の利息なら、あっという間に吹き飛ぶような状況です。

どうしても中京銀行を使いたい人は、定期預金金利を100％我が物にする合法的裏技を利用して、振込手数料の無料化を検討すべきです。

それが面倒だと思う人は、最初から他行宛振込手数料が無料となる金利の高い銀行を選ぶべきだと考えます。定期預金の金利トップのSBJ銀行であれば、毎月、複数回の他行宛振込手数料が無料となります。銀行選びは、総合的に考えましょう。

愛知県の、その他の銀行の定期預金は以下の通りです。銀行名をクリックで、各行の詳細情報のページに飛びます。あわせて、定期預金金利一覧ページより高金利の銀行をお選びください。


⇒参考：この地区ならイオ信用組合の3年物0.6％の高金利もお得です