定期預金金利がほんの少しだけ高くなるのがみなと銀行

みなと銀行では、2020年9月30日までの期間限定で、円定期預金キャンペーンを実施しています。3か月物の定期預金の金利が0.1％になる優遇キャンペーンです。

ただ、金利水準はお得とは言えず、イマイチなキャンペーンです。最低預入金額が100万円と、少々敷居が高いキャンペーンになっており、1000万円までの預け入れ制限があります。

また、わずか3か月後は、店頭金利が適用となりますので利息の魅力が激減してしまいます。 管理人であれば、最初から金利の高い銀行に長期で預け入れる選択をします。




2020年8月時点であれば、SBJ銀行の3年物の定期預金の金利が0.35％です。たった3か月でなくて3年間も本キャンペーンの3.5倍の金利となりますので、どちらを利用するべきか悩むことがないです。参考に3年後に受け取れる利息差をご覧ください。


●3年間で受け取れる利息（カッコ内は税抜きの受取金額です）


500万円であれば、最初からSBJ銀行に預けることで、みなと銀行のキャンペーンを利用した時よりも、5万円も多くの利息を受け取れます。常時、金利の高い銀行口座を保有することは重要です。

みなと銀行のインターネットバンキングである海岸通り支店の定期預金を利用しても、悲しいことに金利の上乗せがありません。少し前までは若干の優遇がありましたが、残念です。この金利水準ならば、当サイトがお勧めする高金利な他の銀行に預け入れる方が、はるかにメリットがあります。





あるいは、当サイトがお勧めする高金利な銀行を上手に活用した方が良いです。例えば、キャンペーンで魅力的な金利を提供しているSBJ銀行に預け入れた場合で、利息計算をしてみましょう。

（上段は税込みの受け取り利息、下段のカッコ内は税抜きの受取金額です）


利率で見ると、懐に入る利息の差が分かりませんが、実際に計算してみると驚くような金額になります。3年間で3万円近いお金を取り損ねる事を考えると、悔しくてたまらなくなります。情報を集める労力を惜しまずに、しっかりと銀行選びをしていきましょう。

ところで、みなと銀行のネット取引と言うと、上記の海岸通り支店以外に、「ダイレクトバンキング」と言うサービスが存在します。紛らわしいですね・・・・。




結論から書きますと、定期預金に預け入れるのが目的ならば、当サイトが紹介する高金利の銀行に決まりです。前の項で紹介した海岸通り支店やインターネットバンキングに、利用価値はありません。

これまでの海岸通り支店であれば、若干の上乗せ金利が適用になる定期預金がありましたが、今では店頭金利と変わりません。みなと銀行「ダイレクトバンキング」も、遺憾な事に店頭展示の超低金利が適用になります。

もう一つの注意点が、ダイレクトバンキングでは投資信託などの金融商品を購入できるという点。 買えるなら良いじゃないかと思ったあなたは、お金の教養を身に付けてください。ネット銀行以外で投資信託を買うほどアホらしさの極みはありません。十分注意してください。

なお、ダイレクトバンキングを利用しても、他行宛ての振込手数料は440円必要となります。超絶に低い利息で割高な振込手数料を支払っていては、まったくお金は増えません。振込手数料が無料となる銀行の口座を開設しておくべきでしょう。




（ただし、関西みらい銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、三井住友銀行宛の振り込みは、「当行本店宛」の振込手数料になります。）

りそな銀行の紙の通帳から、スマホ・パソコン通帳へ切り替えするだけで、1000ポイントがプレゼントされます。最短1分で出来る作業で、何のリスクも無いので、りそなグループに口座がある人は1000ポイント貰いにいきましょう。

・対象：個人でりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行のキャッシュカード保有の人
・ポイント：条件を満たした月末を基準にして原則翌月20日に加算




国内において、3大メガバンクに次ぐ規模なのがりそなホールディングスで、47都道府県のうち、25都道府県に店舗を展開し、埼玉りそな銀行、りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行から構成されています。

りそなホールディングスの口座数を確認する事が出来ませんでしたが、紙の通帳だと年間の経費が億単位で必要になってきますから、顧客に1000ポイントのプレゼントをしても経費削減をした方が銀行側にもメリットがあり、双方にメリットがあるキャンペーンです。

では、りそなホールディングスの無通帳を活用した場合のメリットを解説します。いつでもどこでも残高確認ができて、入出金明細は一生涯表示され、ペーパーレスなので安心エコで地球にも優しく、保管・管理も不要となって盗難や紛失の心配もありません。

また、2023年1月16日以降に紙通帳で口座開設した場合、通帳利用手数料（年間税込550円）が必要になりますが、無通帳だと手数料は無料です。

今回のキャンペーンポイントの1000ポイントは、nanaco、楽天ポイント、Tpoinnto等に交換して使う事ができるのも非常に便利です。りそなグループに口座がある人は、間髪入れずにアプリで無通帳へ切り替えで1000ポイント貰いましよう。

1年以内に相続で受け取ったお金のある人であれば、みなと相続定期預金の利用を検討をしてみましょう。定期預金の店頭金利に対して、3か月物で＋0.6％、6か月物で＋0.3％、1年物で＋0.15％が上乗せされます。




例えば、優遇後の1年物の定期預金の金利は、0.152％です。この金利であれば利用しても良いと言えます。ただし、自動継続後は、超絶に低い店頭金利になります。

というか、1つ上の項の、あおぞら銀行の普通預金にぶっ込んでおいた方が全然良いですね。或いは、キャンペーン期間中のSBJ銀行でも、1年物は0.25％の金利ですし、お得です。

みなと銀行で公的年金を受け取る人は、定期預金ねんきん（預け入れ上限500万円）を利用できます。1年物の定期預金に、金利が上乗せされる仕組みです。

ただし預け入れ金額によっては、上乗せされる金利が変わります。300万円以内の預金であれば、利率が店頭金利+0.3％になります。全国トップの金利ですので、利用価値があります。

ところが、300万円超～500万円までになったとたんに、利率が店頭金利+0.05％に激減します。この場合は定期預金「ねんきん」を利用せずに、当サイトトップページに掲載する金利の高い銀行から選んだほうが良いでしょう。