他の銀行に預け替えたほうが良い、関西みらい銀行の定期預金

関西みらい銀行の2024年のキャンペーンでは、「みらいでデビューキャンペーン」がなかなか使えると思います。最大5000円がプレゼントされ、さらに条件をクリアした人を対象に抽選で大阪・関西万博入場チケットがプレゼントされます。

ただし、現実問題として、完全無リスクで貰えるポイントは2500円分となります。5000ポイントを得ようとすると、カードの入会などが必要ですから、余計な事はしないようにしましょう。図の下に、貰えるポイントの条件を記載しておきます。





プレゼントは、上記の通り、最大5000円が貰えますが、AとBだけ対応していればよろしいでしょう。クレジットカードなどは、自分の生活スタイルに合わせて、還元率なども1％はあるものを選びたいところで、りそなクレジットカードなど入会する必要は何処にもありません。

なお、抽選プレゼントとして、大阪・関西万博入場チケットが1000組（2000人）にプレゼントされます。こちらはキャンペーン終了時点で、普通預金の残高が５万円以上の人が対象となります。

関西みらい銀行の口座を開いたら、5万円を入金しておけばよいので、こちらは無リスクですから対応しても良いと思います。募集期間は2024年5月31日までとなります。

関西地域は高金利な金融機関が目白押しですが、知名度の高い関西みらい銀行には高金利の定期預金の取り扱いはほとんど無く、正直、使えないと思っていました。

しかし、年金受給者向けの「みらいいろどり年金定期預金」は半年物と期間は短いものの、0.8％と驚くほどの高金利です。1年換算すると0.4％にもなるのが魅力的です。

ただし、預け入れ金額は1000万円以上であり、貧乏人は相手にしていない定期預金です。ある程度、裕福な高齢者を預金で釣りたいという思惑がある訳ではありますが。




・金利：0.8％
・預入期間：６ケ月
・預入金額：1000万円～3000万円（一口1000万円以上）
・募集期間：2024年５月31日まで
・プレゼント：満期日まで定期預金を保有した人にキッチングッズ
・その他：キャンペーン定期預金での預け入れの際の振込手数料キャッシュバック
・対象：新規資金個人・公的年金の受け取りを関西みらい銀行にしている人かする人


半年で、一体いくらの利息が受け取れるのか、早々に確認してみましょう。店頭金利と比べてみます。カッコ内は税引後の数字となります。



６ケ月という短期の定期預金なのに、1000万円で4万円（税引前）の利息が受け取れます。これはなかなか魅力的なのではないでしょうか。


しかし、満期以後に「資産運用」を勧められる可能性は非常に高いです。新NISAが始まり、何もわからない人は、「プロ」である銀行の窓口に相談しょうと考えます。

銀行側から見ると、高手数料が獲得できる「良いお客さん」。窓口の人がオススメする金融商品は手数料ぼったくり商品の可能性が高く、定期預金の0.8％の利息など吹き飛んでしまうかもしれませんのでご注意下さい。（次の項でそれについて記します）

一見、非常に魅力的な金利ですが、年にならせば0.4％です。関西地域ならば、年金という資金の制約も無く、１年物を年0.85％でごく普通に募集しているミレ信用組合、0.5％の永和信用金庫や近畿産業信用組合など、非常に高金利な銀行が存在するので、よく比較検討しましよう。

退職金のプランをチェックしてみたところ、定期預金が３ケ月物で年7％と掲載があり、一瞬「えっ！」と二度見しましたが、・・・当サイトが定期預金と投資信託のセット販売は合法的詐欺と常日頃から申し上げているような商品プランですので、相手にしないようにしましょう。




今回のキャンペーンは、300万円以上で退職金の範囲内を預け入れる場合のみ、純粋に定期預金のみを利用できます。この場合は1年物限定で金利0.2％が適用になります。他行から資金移動に使われる振込手数料は、770円分（振込小切手は550円分）がキャッシュバックされます。

この場合、1年物で金利0.2％なんて、大阪地区にはこれよりも遥かに高い金利の銀行がゴロゴロしていますので、関西みらい銀行など使っている場合ではありません。本ページの最下段の、大阪地区の銀行と定期預金一覧をどうぞご覧ください。

そして、投資信託と定期預金のボッタクリ組み合わせプランです。以下のイメージ図をご覧ください。200万円以上の資金量の半分以上を、投資信託（ファンドラップという仕組みも含む）にブッこまなければなりません。




一瞬、7％の驚愕の数字に驚きますが、上の図のように50％以下を円定期にして、やっと7％で預け入れが出来ます。残りの50％以上は投資信託に資金を投入するのが条件です。

投資信託は元本が割れる事もあるリスク資産となり、円定期で7％の高金利が受け取れても将来的に「〇〇ショック」が起きてしまえば、投資信託は例えばマイナス30％とか、半値になる事もあります。円定期のたった3か月だけでの7％など、軽く吹き飛ばします。銀行の投資信託やファンドラップなどは、軽々しく利用してはいけません。